2024年2月15日 (仮訳)タンザニア、メル山の高山生息地に産した新種の地衣、Placopsis craterifera Boluda, CG. & Kitara, NN. 2024. Placopsis craterifera (Trapeliaceae, Lecanoromycetes), a new lichen species from alpine habitats on Mount Meru, Tanzania. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/placopsis-craterifera-trapeliaceae-lecanoromycetes-a-new-lichen-species-from-alpine-habitats-on-mount-meru-tanzania/E15579FA705FAF20423E6C9CF121EA57 [Accessed February 15, 2024] 【R3-11431】2024/2/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タンザニアの高山帯で採集された地衣の一種を検討し、Placopsis crateriferaとして新種記載した。 本種は粉芽塊が円形で非連続的であり、縁が著しく厚く隆起し、粉芽がクリーム色~帯桃色で粗い小粒状であることなどで特徴づけられた。 本種はP. erosaに粉芽塊が類似しており近縁であったが、粉芽塊が粉芽散布後も突出したままである点などが異なっていた。 Tanzania, Reg. Arusha, Mount Meru, base of the Little Meru peak (新種) Placopsis craterifera Boluda 語源…クレーターを有する(粉芽塊の形状から) 【よく似た種との区別】 Placopsis erosa 粉芽塊の形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタンザニアではなくオーストララシアなどに分布する 本種と異なり地衣体が水疱状~鱗片状ではなく角張った小区画状 本種と異なり粉芽塊が膿疱状~クレーター形という特徴を欠く 本種と異なり粉芽塊が粉芽の散布後に突出したままではなく孔状である ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される