2021年12月21日 (仮訳)ニュージーランド産の高山性地衣の新種、Psoroma inflatum Elvebakk, A. 2021. Psoroma inflatum, a new alpine lichen from New Zealand. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/Australasian_Lichenology.html [Accessed December 21, 2021] 【R3-09073】2021/12/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランドのカンタベリー地方およびオタゴ地方の山地で採集された地衣の一種を検討し、Psoroma inflatumとして新種記載した。 ニュージーランドおよびオーストラリア産のP. hypnorumと同定されてきた標本の中で真の当該種と言えるものはなく、未記載種であることが明確であった。 本種は地衣体の鱗片が若干斜上~直立し、膨大して光沢を有し、P. hypnorumとは形態的に顕著に異なっていた。 New Zealand, Canterbury, Craigieburn Range, slopes between North Canterbury Ski Club Huts and Nervous Knob (新種) Psoroma inflatum Elvebakk 語源…膨らんだ(鱗片の形状から) 【よく似た種との区別】 Psoroma hypnorum 形態的に類似している(従来この種に同定されていた) 本種と異なりニュージーランドではなく北半球などに分布する 本種と異なり地衣体が強く膨大するという特徴を欠く 本種と異なり地衣体表面に光沢を有するという特徴を欠く 本種より地衣体の鱗片が薄い 本種と異なり地衣体の鱗片が若干斜上するか直立するのではなく顕著な背腹のある裂片状 本種より子嚢胞子がほとんどの場合短い 本種より子嚢胞子がほとんどの場合幅広い