(仮訳)プラハにおけるセイヨウカジカエデの”sooty bark disease”の近年の観察およびCryptostroma corticaleの系統的位置
Koukol, O., Kelnarová, I. & Černý, K., 2015. Recent observations of sooty bark disease of sycamore maple in Prague (Czech Republic) and the phylogenetic placement of Cryptostroma corticale. Forest Pathology. Available at: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/efp.12129/full [Accessed February 7, 2016].
【R3-02633】2016/02/07投稿

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3行まとめ

チェコ、プラハにおいてアウトブレイクが発生したセイヨウカジカエデの”sooty bark disease”を報告した。
1本の樹木から分離された不稔菌のITS塩基配列を決定し、Cryptostroma corticaleと同定した。
4遺伝子領域に基づく分子系統解析を実施し、本種がBiscogniauxia属クレードに含まれることを示した。

(その他掲載種)

Cryptostroma corticale (Ellis & Everh.) P.H. Greg. & S. Waller
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【よく似た種との区別】
Biscogniauxia bartholomei
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種とアナモルフの形態が異なる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Graphostroma platystoma(ニマイガワキン)
同じ広葉樹を宿主とする
宿主の樹皮に生息することがある
ITSおよびITS+アクチン+RPB2+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードCに含まれる)
本種とアナモルフの形態が異なる
ITSおよびITS+アクチン+RPB2+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Biscogniauxia granmoi
本種と異なりカエデ属植物ではなくエゾノウワミズザクラのみを宿主とする