2024年1月13日 (仮訳)分裂酵母の新種、Schizosaccharomyces cryophilus Helston, RM. et al. 2010. Schizosaccharomyces cryophilus sp. nov., a new species of fission yeast. FEMS Yeast Research. Available at: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2991054/ [Accessed January 13, 2024] 【R3-11333】2024/1/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 研究室でコンタミとして分離された酵母の一種を検討し、Schizosaccharomyces cryophilusとして新種記載した。 本種は他の分裂酵母よりも好冷性であり、分子系統解析では既知のどの種とも異なる系統を形成した。 本種のゲノムを配列決定し、全ての1:1タンパク質オーソログについて系統解析したところその結果が裏付けられた。 (新種) Schizosaccharomyces cryophilus Helston, Box, Tang & Baumann 語源…好冷性の 【よく似た種との区別】 Schizosaccharomyces octosporus 形態的に類似している D1/D2領域およびRNAse Pに基づく分子系統解析で近縁 本種より細胞のサイズが大きい 本種と異なりYPD 25°Cでのコロニーが泡状である 本種と異なりスクロース、D-トレハロース、D-グルコン酸、パラチノースを資化可能 本種と異なり生育適温が25°Cではなく32°Cである D1/D2領域およびRNAse Pに基づく分子系統解析で明瞭に区別される