2023年7月6日 (仮訳)台湾新産の材生息性ハラタケ類7種 Wei, C-L., Ke, S-Y. & Wu, S-H. 2021. Seven species of lignicolous agarics (Agaricomycetidae) new to Taiwan. Fungal Science. Available at: https://mycology.sinica.edu.tw/TaiwanMycoSoc/FungalScience/FS36(1)015-022.pdf [Accessed July 6, 2023] 【R3-10759】2023/7/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾新産種としてCampanella buettneriなど7種を報告した。 これらの種の同定は形態形質およびITS配列により確かめられた。 各種の写真、標本情報、注釈、類似種との相違点などを掲載した。 (台湾新産種) Campanella buettneri Henn. (台湾新産種) Chaetocalathus columellifer (Berk.) Singer 【よく似た種との区別】 Chaetocalathus fragilis 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形から短い卵状~楕円形 本種と異なり縁シスチジアが小剛毛状ではなく先端が鈍頭 Chaetocalathus galeatus 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性 本種と異なり縁シスチジアが小剛毛状ではなく先端が珊瑚状 (台湾新産種) Marasmius pellucidus Berk. & Broome 【よく似た種との区別】 Marasmius fissuratus 中国に分布する 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘表面に帯灰橙色の”areola”をあらわす Marasmius nivicola(ユキホウライタケ) 東アジアに分布する 本種と異なり日本における分布が知られている 本種と異なり柄が帯赤褐色ではなく白色 本種と異なり柄表面に粉状~糠状の装飾を伴う (台湾新産種) Marasmius tenuissimus (Sacc.) Singer 【よく似た種との区別】 Marasmius koae 本種と異なりハワイにおける分布が知られている 本種と異なり柄を欠く 本種より担子胞子が長い (台湾新産種) Mycena lazulina Har. Takah., Taneyama, Terashima & Oba コンルリキュウバンタケ (台湾新産種) Tapinella panuoides (Fr.) E.-J. Gilbert イチョウタケ 【よく似た種との区別】 Pseudomerulius curtisii(サケバタケ) 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく狭楕円形~類円筒形 本種と異なり担子胞子がデキストリノイドではなく非アミロイド (台湾新産種) Xeromphalina brunneola O.K. Mill. 【よく似た種との区別】 Xeromphalina campanella(ヒメカバイロタケ) 本種より担子胞子の幅が広い Xeromphalina kauffmanii 本種と異なり針葉樹ではなく広葉樹に発生する 本種より担子胞子が短い