2022年9月6日 (仮訳)コスタリカ産のコウヤクタケ類 Hjortstam, K. & Ryvarden, L. 2007. Some species of corticioid fungi (Basidiomycotina, Aphyllophorales) from Costa Rica. Synopsis Fungorum. Available at: https://www.mykoweb.com/systematics/literature/Synopsis%20Fungorum%2022.pdf [Accessed September 6, 2022] 【R3-09852】2022/9/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コスタリカにおいて落葉樹の材に発生したコウヤクタケ類の一種を検討し、Globuliciopsis lindbladiiとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で黄褐色であり、グレオシスチジア、結合菌糸、二叉状糸状体を有し、クランプを欠くことなどで特徴づけられた。 また、Byssomerulius coriumなど8種をコスタリカ新産種として報告した。 Costa Rica, Guanacaste Prov., Santa Rosa National Park (新種) Globuliciopsis lindbladii Hjortstam & Ryvarden 語源…(明記されていないが)採集者のI. Lindblad氏に献名 【よく似た種との区別】 Globuliciopsis fuegiana 本種と異なりグレオシスチジアを欠く 本種と異なり結合菌糸を欠く 本種と異なり二叉状糸状体を欠く 本種と異なり菌糸にクランプを欠くのではなく有する (コスタリカ新産種) Byssomerulius corium (Persoon) Parmasto カワシワタケ (コスタリカ新産種) Cystostereum australe Nakasone (コスタリカ新産種) Fibrodontia brevidens (Patouillard) Hjortstam & Ryvarden 【よく似た種との区別】 Fibrodontia gossypina 形態的に類似している(容易に混同される) 本種と異なり針が類白色ではなく淡黄褐色~黄褐色 本種と異なり針の形状が細長い 本種ほど針ががっしりとしていない 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子がほぼ球形ではなく球形~楕円形 (コスタリカ新産種) Megalocystidium chelidonium (Patouillard) Boidin, Lanquetin & Gilles 【よく似た種との区別】 Megalocystidium luteocystidiatum 本種と異なりヘテロタリックではなくホモタリックである (コスタリカ新産種) Phanerochaete xerophila Burdsall (コスタリカ新産種) Stecchericium seriatum (Lloyd) Maas Geesteranus (コスタリカ新産種) Steccherinum albofibrillosum (Hjortstam & Ryvarden) Hallenberg & Hjortstam 【よく似た種との区別】 Steccherinum queletii 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子がほぼ球形ではなく楕円形 (コスタリカ新産種) Tubulicium vermiferum (Bourdot) Oberwinkler ex Jülich