2022年7月13日 (和文題名)世界二番目の産地としての日本新産のビジョノコナユキゴケ(ホシゴケ科,地衣化子嚢菌) Ohmura, Y. & Frisch, A. 2016. Sporodophoron primorskiense (Arthoniaceae, lichenized Ascomycota) New to Japan, as the Second Locality in the World. The Journal of Japanese Botany. Available at: http://www.jjbotany.com/pdf/JJB_091_69_73.pdf [Accessed July 13, 2022] 【R3-09687】2022/7/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 富山県美女平からSporodophoron primorskienseを日本新産種として報告した。 本種は従来ロシアの沿海地方においてタイプ標本1点のみが知られ、日本においてはブナの樹皮上に見出された。 本種にビジョノコナユキゴケ、Sporodophoron属にコナユキゴケ属、S. gossypinumにコナユキゴケ、Inoderma属にコナユキゴケモドキ属、I. byssaceumにコナユキゴケモドキ、I. nipponicumにヤマトコナユキゴケモドキの新称和名を与えた。 (日本新産種) Sporodophoron primorskiense Frisch & Y. Ohmura ビジョノコナユキゴケ 【よく似た種との区別】 Sporodophoron gossypinum(コナユキゴケ) 日本に分布する 全体的な形態が類似している スポロドキアを有する 本種と異なり樹皮生ではなく岩上生である 本種と異なり地衣成分として地衣体に2′-O-メチルペルラトリン酸を含む (その他掲載種) Sporodophoron gossypinum Frisch, Y. Ohmura & G. Thor コナユキゴケ 【よく似た種との区別】 Sporodophoron primorskiense(ビジョノコナユキゴケ) 日本に分布する 全体的な形態が類似している スポロドキアを有する 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なり地衣成分として地衣体に2′-O-メチルペルラトリン酸を含まない (その他掲載種) Inoderma byssaceum (Weigel) Gray コナユキゴケモドキ 【よく似た種との区別】 Inoderma nipponicum(ヤマトコナユキゴケモドキ) 日本に分布する 粉子器が白色 粉子器が隆起する 粉子器に粉霜を伴う スポロドキアを欠く 本種と異なり地衣体がK陰性ではなくK+黄色 本種と異なり粉子器がK陰性ではなくK+黄色 本種と異なり地衣成分としてレプラル酸を欠くのではなく有する (その他掲載種) Inoderma nipponicum Frisch, Y. Ohmura & G. Thor ヤマトコナユキゴケモドキ 【よく似た種との区別】 Inoderma byssaceum(コナユキゴケモドキ) 日本に分布する 粉子器が白色 粉子器が隆起する 粉子器に粉霜を伴う スポロドキアを欠く 本種と異なり地衣体がK+黄色ではなくK陰性 本種と異なり粉子器がK+黄色ではなくK陰性 本種と異なり地衣成分としてレプラル酸を有するのではなく欠く