2023年11月21日 (仮訳)土壌から分離された新種の酵母、Pichia galeolataの分類学的解析 Opulente, DA. et al. 2023. Taxogenomic analysis of a novel yeast species isolated from soil, Pichia galeolata sp. nov. Yeast. Available at: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37921542/ [Accessed November 21, 2023] 【R3-11174】2023/11/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国フロリダ州において土壌から分離された出芽酵母の一種を検討し、Pichia galeolataとして新種記載した。 本種のゲノム全体の配列から、炭素と窒素の代謝に重要な遺伝子の存在が示唆された。 本種のゲノムを同属他種と比較し、代謝遺伝子が欠如していることが炭素源および窒素源を資化できないことと関連していることを明らかにした。 Pavilion Keys in Everglades, FL, USA (新種) Pichia galeolata D. A. Opulente, Q. K. Langdon, M. Jarzyna, Ke. V. Buh, M. A. B. Haase, M. Groenew., Hittinger 語源…小さなヘルメット形の(子嚢胞子のサイズと形状から) 【よく似た種との区別】 Pichia norvegensis 42°Cで生育可能 ITS+D1/D2+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエタノール、クエン酸を資化可能 本種と異なりイヌリン、スクロース、L-ソルボース、キシロースを資化不能 ITS+D1/D2+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される