2014年6月29日 (仮訳)Mycena illuminansの系統分類学的再評価 Chew, ALC. et al, 2013. Taxonomic and phylogenetic re-evaluation of Mycena illuminans. Mycologia. …. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/5/1325.short [Accessed June 28, 2014]. 【R3-00854】2014/06/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ マレーシアで採集されたMycena illuminansの分類学的再検討を実施した。 本種の培養性状および交配機構に関する情報を提供するため、一次菌糸および二次菌糸の純粋培養株を確立した。 また、LSUに基づく分子系統解析を行い、M. illuminansが形態的に類似するM. chlorophosのシノニムではないことを確かめた。 (その他掲載種) Mycena illuminans Henn. 【よく似た種との区別】 Mycena chlorophos(ヤコウタケ) マレーシアに分布する 形態的に類似している(同種と見なされたことも複数例ある) 子実体に発光性を持つ LSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりヤシではなく広葉樹およびタケを宿主とする 本種と異なり樹皮ではなく枝・樹皮・材・稈に発生する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく広楕円形 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形~広棍棒形ではなく紡錘状 本種と異なり縁シスチジアの頂部にトゲ状突起を欠く 本種と異なり傘表皮の縁部細胞頂部に平滑な突出部を有する LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mycena margarita 本種と異なり新世界のみに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく楕円形 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形~広棍棒形ではなく紡錘状便腹形嘴状 本種と異なり縁シスチジアの頂部にトゲ状突起を欠くかより疎ら 本種と異なり傘表皮の縁部細胞が紡錘状便腹形 Mycena discobasis 本種と異なり傘が白色・鈍黄色・帯灰黄色・帯褐橙色ではなく白色 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく広楕円形 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形~広棍棒形ではなく便腹状嘴形 本種と異なり縁シスチジアの頂部にトゲ状突起を欠く Mycena amicta(アオミノアシナガタケ) 傘表皮がゼラチン質 菌糸体が青色を帯びる LSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と形態的に異なる 本種と異なり柄の基部がしばしば根状 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく楕円形 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形~広棍棒形ではなく円筒形~類紡錘形 本種と異なり傘表皮の菌糸が盛んに分枝する 本種と異なり傘表皮の末端細胞にトゲ状突起を欠く LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される