2019年2月24日 (仮訳)Chrysoderma、Corneromyces、Dendrophysellum、Hyphoradulum、およびMycobonia属の分類学的研究 Nakasone, KK. 2015. Taxonomic studies in Chrysoderma, Corneromyces, Dendrophysellum, Hyphoradulum, and Mycobonia. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2015/00000130/00000002/art00009 [Accessed February 24, 2019] 【R3-05981】2019/2/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Chrysoderma、Corneromyces、Dendrophysellum、Hyphoradulum、およびMycobonia属の8種を検討した。 Vararia amurensis、Pseudolagarobasidium conspicuum、およびCorneromyces murrilliiの3件の新組み合わせを提唱した。 また、Mycobonia属2種に対してPolyporus polyacanthophorusおよびP. epitheloidesの2新学名を提唱した。 (その他掲載種) Chrysoderma alboluteum Boidin & Gilles (新組み合わせ) Corneromyces murrillii (Burt) Nakasone 旧名:Corticium murrillii Burt 【よく似た種との区別】 Corneromyces kinabalui 形態的に類似している(誤同定の例がある) 担子胞子のサイズが類似している 子実体形成菌糸層の菌糸が褐色 本種と異なり子実体が橙白色~淡橙色、帯灰橙色、帯褐橙色、黄褐色、クリーム黄褐色、”chamois”なのではなく褐色 本種と異なり担子胞子が無色で時に淡黄色なのではなく褐色 本種と異なり子実体形成菌糸層の菌糸が粗面ではなく平滑 (新組み合わせ) Vararia amurensis (Parmasto) Nakasone 旧名:Dendrophysellum amurense Parmasto 【よく似た種との区別】 Vararia mediospora var. makokouensis 担子胞子のサイズが同一 担子胞子の形状が同一 本種と異なり菌糸にクランプを欠く (新組み合わせ) Pseudolagarobasidium conspicuum (Pouzar) Nakasone 旧名:Hyphoradulum conspicuum Pouzar 【よく似た種との区別】 Pseudolagarobasidium pronum 子実体の色が類似している 子実体の質感が類似している 本種と異なりヨーロッパではなくアジア、オーストラリア、シエラレオネ、ジャマイカなどに分布する 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子が顕著なシアノフィリックではなく弱いシアノフィリック 本種と異なりシスチジアに蜂蜜色の屈折性内容物を含まない 本種と異なり”microbinding hyphae”を有する (新学名) Polyporus polyacanthophorus Nakasone 旧名:Mycobonia brunneoleuca (Berk. & M.A. Curtis) Pat. 語源…多数の刺を有する(子実層面のハイファルペグの様子から) 【よく似た種との区別】 Polyporus epitheloides 形態的に類似している(同種との意見がある) 本種より分布域が広い 本種より低標高に分布すると考えられている 本種より担子器のサイズが大きい 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり担子胞子が狭楕円形~円筒形または広紡錘形ではなく類紡錘形~狭円筒形 本種と異なりシスチジアが紡錘形~円筒形ではなく倒棍棒形 本種とITS領域の塩基配列が異なる (その他掲載種) Mycothele disciformis (G. Cunn.) Jülich 【よく似た種との区別】 Epithele ryvardenii 同じヤシを宿主とする 担子器のサイズが類似している 担子器の形状が類似している 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 菌糸が褐色 本種と異なりベネズエラではなくニュージーランドに分布する 本種と異なり材ではなく生木に発生する (新学名) Polyporus epitheloides Nakasone 旧名:Mycobonia flava (Sw. : Fr.) Pat. 語源…Epithele属類似の 【よく似た種との区別】 Polyporus polyacanthophorus 形態的に類似している(同種との意見がある) 本種ほど分布域が広くない 本種より高標高に分布すると考えられている 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり担子胞子が類紡錘形~狭円筒形ではなく狭楕円形~円筒形または広紡錘形 本種と異なりシスチジアが倒棍棒形ではなく紡錘形~円筒形 本種とITS領域の塩基配列が異なる Pseudofavolus cucullatus(アカハチノスタケ) 本種と異なり子実層面が平滑ではなく角形~六角形の孔口を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が類紡錘形~狭円筒形ではなく円筒形 (その他掲載種) Mycobonia winkleri Bres.