2018年7月11日 (仮訳)うどんこ病菌の分類、宿主範囲、および地理的分布 Ale-Agha, N. et al., 2008. Taxonomy, host range and distribution of some powdery mildew fungi (Erysiphales). Schlechtendalia. Available at: http://public.bibliothek.uni-halle.de/index.php/schlechtendalia/article/view/361 [Accessed July 11, 2018]. 【R3-05296】2018/7/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フランス、ドイツ、ギリシャ、メキシコ産などのうどんこ病菌を検討し、数種について新宿主や新規分布域を報告した。 Oidium sesamiとして記載されたが無効となっていた種を再検討し、O. pedaliacearumを新種記載した。 Sphaerotheca alpina f. macrosporaを新組み合わせ・新階級Podosphaera macrosporaとした。 韓国江原道江陵市 (新種) Oidium pedaliacearum H.D. Shin (その他掲載種) Erysiphe celosiae Tanda (その他掲載種) Erysiphe cruciferarum Opiz ex L. Junell (ベルギー新産種) Erysiphe flexuosa (Peck) U. Braun & S. Takam. (その他掲載種) Erysiphe hedwigii (Lév.) U. Braun & S. Takam. (その他掲載種) Erysiphe heraclei DC. (ドイツ新産種) Erysiphe cf. macleayae R.Y. Zheng & G.Q. Chen (その他掲載種) Erysiphe prunastri DC. (ドイツ新産種) Erysiphe sedi R.Y. Zheng & G.Q. Chen 【よく似た種との区別】 Golovinomyces orontii ヨーロッパに分布する 同じマンネングサ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子を単生するのではなく鎖生する (その他掲載種) Erysiphe trifolii Grev. (その他掲載種) Golovinomyces cichoracearum (DC.) V.P. Heluta 【よく似た種との区別】 Neoerysiphe cumminsiana 同じセンダングサ属植物を宿主とする 形態的に類似している(しばしば混同される) 分生子を鎖生する 本種とアナモルフの形態が異なる (その他掲載種) Golovinomyces cf. hydrophyllacearum (U. Braun) V.P. Heluta (その他掲載種) Golovinomyces orontii (Castagne) V.P. Heluta 【よく似た種との区別】 Erysiphe sedi ヨーロッパに分布する 同じマンネングサ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子を鎖生するのではなく単生する (その他掲載種) Golovinomyces cf. orontii (Castagne) V.P. Heluta (その他掲載種) Neoerysiphe cumminsiana (U. Braun) U. Braun 【よく似た種との区別】 Golovinomyces cichoracearum 同じセンダングサ属植物を宿主とする 形態的に類似している(しばしば混同される) 分生子を鎖生する 本種とアナモルフの形態が異なる Podosphaera xanthii 同じセンダングサ属植物を宿主とする 分生子を鎖生する 本種とアナモルフの形態が異なる (メキシコ新産種) Oidium clitoriae Narayanas. & K. Ramakr. (その他掲載種) Oidium cf. hortensiae Jørst. (ドイツ新産種) Oidium pedilanthi J.M. Yen (新組み合わせ、新階級) Podosphaera macrospora (U. Braun) U. Braun & V. Kummer 旧名:Sphaerotheca alpina f. macrospora U. Braun 【よく似た種との区別】 Podosphaera alpina 同じユキノシタ科植物を宿主とする 本種と異なり北米ではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なりSaxifraga rotundifoliaおよびS. nivalisのみを宿主とする 本種と異なりしばしばパッチ状をなす二次菌糸体が良好に発達する 本種と異なり子嚢が薄壁ではなく厚壁 本種と異なり子嚢胞子の発達が遅い 本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい Podosphaera astilbicola 同じユキノシタ科植物を宿主とする 本種と異なりチダケサシ属植物などを宿主とする 本種と異なり殻壁の細胞のサイズが小さい (その他掲載種) Sawadaea bicornis (Wallr.) Miyabe (その他掲載種) Sawadaea tulasnei (Fuckel) Homma ※この他にOidium属の一種、Podosphaera属の一種を掲載した。