2024年3月5日 (仮訳)台湾で分離されたCandida kruisii類縁の子嚢菌酵母の新種Teunomyces basidiocarpiおよび新種Teunomyces luguensis Chang, C-F., Liu, Y-R. & Lee, C-F. 2020. Teunomyces basidiocarpi sp. nov. and Teunomyces luguensis sp. nov., two ascomycetous yeast species related to the Candida kruisii clade isolated in Taiwan. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.004021 [Accessed March 5, 2024] 【R3-11489】2024/3/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾南投県においてきのこの子実体から分離された2種の酵母を検討し、それぞれTeunomyces basidiocarpiおよびT. luguensisとして新種記載した。 前者はアミヒカリタケ属の子実体、後者はヒカゲタケ属の子実体からそれぞれ分離された。 両種は近縁種とはITSやD1/D2領域の塩基配列のほか、炭素源の発酵能や資化能、ビタミン要求性などが異なっていた。 台湾南投県鹿谷郷 (新種) Teunomyces luguensis C.F. Lee & Chin F. Chang 語源…鹿谷産の 【よく似た種との区別】 Teunomyces cretensis ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりサリシンを資化可能 本種と異なりメリビオース、ラクトース、メレジトース、エリトリトール、L-アラビニトール、ガラクチトール、myo-イノシトール、D-グルクロン酸を資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Teunomyces kruisii ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりサリシンを資化可能 本種と異なりメリビオース、ラクトース、メレジトース、エリトリトール、L-アラビニトール、ガラクチトール、myo-イノシトール、D-グルクロン酸を資化不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 台湾南投県信義郷 (新種) Teunomyces basidiocarpi C.F. Lee & Chin F. Chang 語源…子実体の 【よく似た種との区別】 Teunomyces panamensis ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵可能 本種と異なりラクトースを発酵不能 本種と異なりキシリトールを資化不能 本種と異なりビタミン要求性を若干欠くのではなく有する ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Teunomyces lycoperdinae ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵可能 本種と異なりラクトースを発酵不能 本種と異なりキシリトールを資化不能 本種と異なりビタミン要求性を若干欠くのではなく有する ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Teunomyces tritomae ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-ガラクトースを発酵可能 本種と異なりラクトースを発酵不能 本種と異なりキシリトールを資化不能 本種と異なりビタミン要求性を若干欠くのではなく有する ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される