2016年5月6日 (仮訳)ブラジル産シハイタケ属菌 Gibertoni, TB. et al., 2011. The genus Trichaptum (Agaricomycetes, Basidiomycota) in Brazil. Nova Hedwigia. … Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2011/00000093/f0020001/art00006 [Accessed May 5, 2016]. 【R3-02898】2016/05/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル産シハイタケ属菌の分類学的再検討を行い、10種を認め、1種のブラジルにおける分布を疑問とした。 そのうちTrichaptum durumなど3種をブラジル新産種として報告した。 また、本属の新熱帯産の種の検索表を掲載した。 (マラニョン州、ブラジル北東部マングローブ林新産種) Trichaptum biforme (Fr.) Ryvarden ハカワラタケ 【よく似た種との区別】 Trichaptum sector ブラジルに分布する 管孔を有する 本種と異なり傘上面が濃ベージュ色~灰色ではなくしばしば類白色~灰色 本種と異なり傘上面に同心円状の環紋を有するのではなく放射状条線を有する 本種と異なり孔口面が新鮮時淡紫色、退色してベージュ色~淡褐色なのではなく暗い帯灰色~ほぼ黒色 本種と異なり孔口がしばしば裂けるのではなく全縁 (アクレ州、アマゾナス州新産種) Trichaptum byssogenum (Jungh.) Ryvarden シラゲタケ 【よく似た種との区別】 Trichaptum strigosum ブラジルに分布する 傘上面が顕著な剛毛状 本種より孔口のサイズが小さい 本種より肉が厚い 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が円筒形ではなく楕円形 (ブラジル新産種) Trichaptum durum (Jungh.) Corner 【よく似た種との区別】 Nigroporus spp. 本種と異なりシスチジアを欠く Trichaptum fumosoavellaneum ブラジルに分布する 子実体が通常単生する 傘上面が無毛 孔口面が均一 孔口が円形 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体がしばしば帯青灰色なのではなく帯灰色~粘土色または褐色 本種より孔口のサイズが大きい (ブラジル新産種) Trichaptum fumosoavellaneum (Romell) Rajchenb. & Bianchin. 【よく似た種との区別】 Trichaptum durum ブラジルに分布する 子実体が通常単生する 傘上面が無毛 孔口面が均一 孔口が円形 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体が帯灰色~粘土色または褐色ではなくしばしば帯青灰色 本種より孔口のサイズが小さい (ブラジル新産種) Trichaptum griseofuscens Ryvarden & Iturr. (ブラジル・セラード、アクレー州、アマゾナス州、セアラー州、ゴイアス州、ロンドニア州、ロライマ州新産種) Trichaptum perrottetii (Lév.) Ryvarden (マットグロッソ州、ロライマ州新産種) Trichaptum sector (Ehrenb.) Kreisel 【よく似た種との区別】 Trichaptum biforme(ハカワラタケ) ブラジルに分布する 管孔を有する 本種と異なり傘上面が類白色~灰色ではなく濃ベージュ色~灰色 本種と異なり傘上面に放射状条線を有するのではなく同心円状の環紋を有する 本種と異なり孔口面が暗い帯灰色~ほぼ黒色なのではなく新鮮時淡紫色、退色してベージュ色~淡褐色 本種と異なり孔口が全縁ではなくしばしば裂ける (ロンドニア州、パラー州、パライバ州新産種) Trichaptum sprucei (Berk.) Rajchenb. & Bianchin. (その他掲載種) Trichaptum strigosum Corner 【よく似た種との区別】 Trichaptum byssogenum(シラゲタケ) ブラジルに分布する 傘上面が顕著な剛毛状 本種より孔口のサイズが大きい 本種より肉が薄い 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく円筒形