2017年3月10日 (仮訳)Parasarcopodium属のホロモルフおよびタコノキ属の一種に発生した新種、P. pandanicolaの追加 Tibpromma, S. et al., 2016. The holomorph of Parasarcopodium (Stachybotryaceae), introducing P. pandanicola sp. nov. on Pandanus sp. Phytotaxa. Available at: http://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.266.4.2 [Accessed March 10, 2017]. 【R3-03825】2017/03/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、クラビー県においてタコノキ属の一種の葉に発生した菌を検討し、P. pandanicolaとして新種記載した。 同一の宿主上にテレオモルフとアナモルフの両方が見られたが、本報告はParasarcopodium属のテレオモルフの初報告となった。 複数遺伝子に基づく分子系統解析の結果、本属はスタキボトリス科に含まれた。 Thailand, Krabi Province, Muang District (新種) Parasarcopodium pandanicola Tibpromma & K.D. Hyde 語源…タコノキ属に生息する 【よく似た種との区別】 Parasarcopodium ceratocaryi 分生子のサイズが類似している 分生子が無色 分生子が円筒形 分生子に隔壁を欠く 分生子に顕著な油滴を含む nrLSU+nrSSU+EF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりタコノキ属の一種ではなくCeratocaryum decipiensなどを宿主とする 本種と異なりテレオモルフが知られていない 本種と異なり分生子両端に粘液質の付属物を伴う nrLSU+nrSSU+EF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Stachybotrys oleronensis 子嚢胞子の隔壁数が1 子嚢胞子に油滴を含む 本種と異なり子嚢果が表在性ではなく埋生 本種と異なり子嚢果が球形ではなく類球形~倒洋梨形 本種と異なり子嚢果に毛を有する 本種と異なり子嚢が円筒形~円筒状棍棒形ではなく棍棒形 本種と異なり子嚢胞子が紡錘形ではなく楕円形~紡錘形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁部が僅かに狭窄するのではなく狭窄しない