2022年12月31日 (仮訳)米国アリゾナ州南東部においてEphedra trifurcaの光合成茎から分離された3種の特徴的なPreussia属菌 Sandberg, DC. et al., 2022. Three distinctive Preussia (Sporormiaceae) from photosynthetic stems of Ephedra trifurca (Ephedraceae, Gnetophyta) in southeastern Arizona, USA. Plant and Fungal Systematics. Available at: https://pfsyst.botany.pl/Three-distinctive-Preussia-Sporormiaceae-from-photosynthetic-stems-of-Ephedra-trifurca,157558,0,2.html [Accessed December 31, 2022] 【R3-10199】2022/12/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国アリゾナ州の砂漠地域においてEphedra trifurcaの光合成茎から多様なエンドファイトを分離した。 そのうちの3種をPreussia arizonica、P. elegans、およびP. mariaeとして新種記載した。 これらの新種は互いに宿主範囲、生長速度などが異なり、いずれも植物病原菌に対するin vitroでの抗真菌活性を示した。 USA, Arizona, Pima County, Tucson Mountains (新種) Preussia arizonica D. C. Sandberg & A. E. Arnold 語源…アリゾナの USA, Arizona, Pima County, Tucson Mountains (新種) Preussia elegans D. C. Sandberg & A. E. Arnold 語源…美しい(子嚢の形態から) 【よく似た種との区別】 Preussia procaviicola ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国ではなくナミビアなどに分布する 本種と異なりエンドファイトではなく糞生菌として知られている 本種より子嚢の幅が広い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される USA, Arizona, Pima County, Tucson Mountains (新種) Preussia mariae D. C. Sandberg & A. E. Arnold 語源…筆頭著者の母に献名 【よく似た種との区別】 Preussia lignicola ITS+nrLSUおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁(ITS領域の塩基配列が識別不能なほど類似している) 本種と異なり米国ではなくイギリスなどに分布する 本種と異なりエンドファイトではなく材生息菌として知られている 本種と異なり偽子嚢殻が主に球形ではなく類球形 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される