(仮訳)サッカロマイセス目の新種、Trichomonascus petasosporusおよびSympodiomyces indianaensis
Kurtzman, CP. 2004. Trichomonascus petasosporus sp. nov. and Sympodiomyces indianaensis sp. nov., two new members of the Saccharomycetales. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://link.springer.com/article/10.1023/B:ANTO.0000020382.23285.db [Accessed January 12, 2023] 【R3-10236】2023/1/12投稿

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3行まとめ

Trichomonascus petasosporusおよびSympodiomyces indianaensisの2新種を記載した。
前者は米国インディアナ州およびミズーリで虫糞から分離され、後者はインディアナ州でマツの樹皮に発生していた未同定の菌から分離された。
両種は発酵・資化プロファイルがほぼ同一であり、後者がT. mycophagusと同種であるかどうかは不明であった。
Salem, Missouri, USA

(新種)

Trichomonascus petasosporus Kurtzman
語源…帽子の胞子の(子嚢胞子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trichomonascus mycophagus
有性世代が形態的にほぼ同一である
本種と異なり子嚢胞子が帽子形ではなく細長くほぼ紡錘形
Sympodiomyces indianaensis
米国に分布する
発酵プロファイルがほぼ同一
イノシトールとヘキサデカンを資化可能
ビタミン要求性を有する
10%NaCl/5%グルコース添加培地で生育可能
シクロヘキシミド添加培地で生育可能
ゼラチン分解能を欠く
デンプン合成能を欠く
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり虫糞ではなく菌から分離される
本種と異なり37°Cで生育不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
McCormick’s Creek State Park, Spencer, Indiana, USA

(新種)

Sympodiomyces indianaensis Kurtzman
語源…インディアナ産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trichomonascus petasosporus
米国に分布する
発酵プロファイルがほぼ同一
イノシトールとヘキサデカンを資化可能
ビタミン要求性を有する
10%NaCl/5%グルコース添加培地で生育可能
シクロヘキシミド添加培地で生育可能
ゼラチン分解能を欠く
デンプン合成能を欠く
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり菌ではなく虫糞から分離される
本種と異なり37°Cで生育可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される