2023年10月14日 (仮訳)オーストラリア産のLetrouitia属2新種 Elix, JA. 2008. Two new species of Letrouitia (Letrouitiaceae: Ascomycota) from Australia. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/AL_62.pdf [Accessed October 14, 2023] 【R3-11061】2023/10/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストラリアにおいてマングローブの木に発生した2種の地衣を検討し、Letrouitia hafellneriおよびL. leprolytoidesとして新種記載した。 前者は地衣体上面に裂芽と粉芽の両方を有し、後者は従来L. leprolytaと混同されていたが裂芽、子嚢、子嚢胞子の形状が異なっていた。 粉芽または裂芽を有する本属地衣の検索表を掲載した。 Australia, Queensland, Cairns, road to airport (新種) Letrouitia hafellneri S.Y. Kondr. & Elix 語源…オーストラリアの地衣学者、Josef Hafellner氏に献名 【よく似た種との区別】 Letrouitia corallina 裂芽を有する 地衣成分が本質的に同一である 本種と異なり粉芽を欠く 本種と異なり子嚢が2胞子性 本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり子嚢胞子が類石垣状 Letrouitia leprolyta 裂芽を有する 地衣成分が本質的に同一である 本種と異なり粉芽を欠く 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子が主に8室ではなく6室である Letrouitia coralloidea 粉芽を有する 地衣成分が本質的に同一である 本種と異なり不稔の状態のみ知られている 本種より粉芽が長い 本種と異なり裂芽を欠く Letrouitia domingensis 子器盤の形態が非常に類似している 子嚢胞子の形態が非常に類似している 本種と異なり粉芽を欠く 本種と異なり裂芽を欠く Australia, Queensland, Cairns, road to airport (新種) Letrouitia leprolytoides S.Y. Kondr. & Elix 語源…Letrouitia leprolyta類似の 【よく似た種との区別】 Letrouitia leprolyta 形態的に類似している(従来混同されてきた) 本種より裂芽のサイズが小さい 本種と異なり裂芽が円筒形、指状~珊瑚状分枝状ではなく疣状または隆起状 本種と異なり子嚢が主に(4-6-)8胞子性ではなく2-4(-8)胞子性 本種より子嚢胞子がやや短い