2017年11月19日 (仮訳)新階級・新組み合わせTylopilus aquarius、およびそのブラジル産の新変種 Barbosa-Silva, A. et al., 2017. Tylopilus aquarius, comb. et stat. nov., and its new variety from Brazil. Sydowia. Available at: https://www.fs.fed.us/nrs/pubs/jrnl/2017/nrs_2017_barbosa-silva_001.pdf [Accessed November 18, 2017]. 【R3-04588】2017/11/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Tylopilus potamogeton var. aquariusを種に昇格させ、T. aquariusとした。 また、ブラジルのパライバ州およびリオグランデ・ド・ノルテ州から本種の新変種、megistusを記載した。 本変種は基本種より子実体が大型で、担子胞子のサイズが小さいことなどで特徴づけられた。 Brazil, Rio Grande do Norte, Natal, Parque Estadual das Dunas, Trilha da Geologia (新変種) Tylopilus aquarius var. megistus Wartchow, Barbosa-Silva, B. Ortiz & Ovrebo 語源…最大の(子実体のサイズから) 【よく似た種との区別】 Tylopilus aquarius ブラジルに分布する 肉に変色性を欠く 側シスチジアが便腹形、紡錘状、棍棒形など多様な形態をとり、頂部が瘤状になったり伸長したりすることがある 本変種より子実体のサイズが小さい 本変種と異なり子実体ががっしりとしているという特徴を欠く 本変種より傘の直径が小さい 本変種と異なり管孔が類白色~黄褐色、淡いクリーム色または橙白色または帯桃褐色なのではなく白色でのちに”sandust”色 本変種と異なり肉が白色~類白色で時に柄の部分が黄褐色なのではなく白色 本変種より担子胞子のサイズが大きい 本変種より担子胞子のQ値が小さい Tylopilus potamogeton ブラジルに分布する 肉に変色性を欠く 本変種より傘の直径が小さい 本変種と異なり管孔が類白色~黄褐色、淡いクリーム色または橙白色または帯桃褐色なのではなく類白色でのちに淡色、淡肉色、橙桃色 本変種と異なり肉が白色~類白色で時に柄の部分が黄褐色なのではなく白色 本変種より担子胞子のサイズが大きい 本変種より担子胞子のQ値が小さい 本変種と異なり側シスチジアが便腹形、紡錘状、棍棒形など多様な形態をとり、頂部が瘤状になったり伸長したりすることがあるのではなく紡錘状、類紡錘状、便腹形でしばしば微突形 Tylopilus potamogeton var. irengensis 傘の直径の範囲が重なる 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子のQ値の範囲が重なる 本変種と異なり管孔が類白色~黄褐色、淡いクリーム色または橙白色または帯桃褐色なのではなく成熟時肉色で圧力をかけると鈍い橙黄褐色に変色する 本変種と異なり肉が白色~類白色で時に柄の部分が黄褐色なのではなく白色でのちに緩やかに黄色になり、露出すると柄の下半分において帯オリーブ色となる 本変種より担子胞子がやや長い 本変種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく楕円形 本変種と異なり担子胞子に僅かに胞子盤を有する 本変種と異なり側シスチジアが便腹形、紡錘状、棍棒形など多様な形態をとり、頂部が瘤状になったり伸長したりすることがあるのではなく便腹形~微突形 本変種とITS領域の塩基配列が異なる(BLAST類似度83%) Tylopilus pakaraimensis 本変種と異なり傘が帯赤淡紫色~淡紫色 本変種と異なり子実体が切断時速やかに青変する 本変種と異なり側シスチジアが便腹形、紡錘状、棍棒形など多様な形態をとり、頂部が瘤状になったり伸長したりすることがあるという特徴を欠く (新組み合わせ、新階級) Tylopilus aquarius (Singer) Wartchow, Barbosa-Silva, B. Ortiz & Ovrebo 旧名:Tylopilus potamogeton var. aquarius Singer 【よく似た種との区別】 Tylopilus aquarius var. megistus ブラジルに分布する 肉に変色性を欠く 側シスチジアが便腹形、紡錘状、棍棒形など多様な形態をとり、頂部が瘤状になったり伸長したりすることがある 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体ががっしりとしている 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり管孔が白色でのちに”sandust”色なのではなく類白色~黄褐色、淡いクリーム色または橙白色または帯桃褐色 本種と異なり肉が白色ではなく白色~類白色で時に柄の部分が黄褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子のQ値が大きい Tylopilus potamogeton ブラジルに分布する 傘の直径の範囲が重なる 肉が白色 肉に変色性を欠く 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子のQ値の範囲が重なる 本種と異なり管孔が白色でのちに”sandust”色なのではなく類白色でのちに淡色、淡肉色、橙桃色 本種と異なり側シスチジアが便腹形、紡錘状、棍棒形など多様な形態をとり、頂部が瘤状になったり伸長したりすることがあるのではなく紡錘状、類紡錘状、便腹形でしばしば微突形 Tylopilus potamogeton var. irengensis 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり管孔が白色でのちに”sandust”色なのではなく成熟時肉色で圧力をかけると鈍い橙黄褐色に変色する 本種と異なり肉が白色ではなく白色でのちに緩やかに黄色になり、露出すると柄の下半分において帯オリーブ色となる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子のQ値が大きい 本種と異なり側シスチジアが便腹形、紡錘状、棍棒形など多様な形態をとり、頂部が瘤状になったり伸長したりすることがあるのではなく便腹形~微突形