(仮訳)酵母の2新種、Yamadazyma insecticolaおよびYamadazyma epiphylla
Jindamorakot, S. et al. 2015. Yamadazyma insecticola f.a., sp. nov. and Yamadazyma epiphylla f.a., sp. nov., two novel yeast species. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.000085 [Accessed April 8, 2024] 【R3-11590】2024/4/8投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

タイからアナモルフ酵母の2新種、Yamadazyma insecticolaおよびYamadazyma epiphyllaを記載した。
前者はウドーンターニー県において虫糞、後者はノンタブリー県においてイネの葉面から分離された。
両種は互いに系統的に近縁であったが、発酵能、資化能、生育温度、浸透圧および抗生物質耐性などが異なっていた。
Udon Thani Province, Thailand

(新種)

Yamadazyma insecticola S. Jindamorakot, S. Am-In, R. Kaewwichian & S. Limtong
語源…虫に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Yamadazyma epiphylla
タイに分布する
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり虫糞ではなく葉面から分離される
本種と異なりD-ガラクトースを発酵不能
本種と異なりメリビオース、ラフィノース、DL-乳酸を資化可能
本種と異なり40°Cで生育可能
本種と異なり60%グルコース添加培地で生育不能
本種と異なり0.1%シクロヘキシミド添加培地で生育不能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida lessepsii
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりトレハロースを発酵可能
本種と異なりスクロース、水溶性デンプン、L-ソルボース、L-ラムノース、エタノールを資化不能
本種と異なりビタミン要求性を欠くのではなく有する
本種と異なり0.1%シクロヘキシミド添加培地で生育不能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Nonthaburi Province, Thailand

(新種)

Yamadazyma epiphylla S. Jindamorakot, S. Am-In, R. Kaewwichian & S. Limtong
語源…葉上の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Yamadazyma insecticola
タイに分布する
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり葉面ではなく虫糞から分離される
本種と異なりD-ガラクトースを発酵可能
本種と異なりメリビオース、ラフィノース、DL-乳酸を資化不能
本種と異なり40°Cで生育不能
本種と異なり60%グルコース添加培地で生育可能
本種と異なり0.1%シクロヘキシミド添加培地で生育可能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Candida amphixiae
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりD-ガラクトース、トレハロースを発酵可能
本種と異なりメリビオース、ラフィノース、水溶性デンプンを資化不能
本種と異なりビタミン要求性を欠くのではなく有する
本種と異なり0.01%シクロヘキシミドてな培地で生育可能
ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される