(仮訳)ブラジル南部においてタケに生育するGloeoporus属1新種
Coelho, G., da Silveira, RMB. & Rajchenberg, M. 2006. A new Gloeoporus species growing on bamboo from southern Brazil. Mycologia. Available at: https://europepmc.org/article/med/17256585 [Accessed August 27, 2020] 【R3-07632】2020/8/27投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・スル州においてタケに生じた菌を検討し、Gloeoporus guerreroanusとして新種記載した。
本種はタケに特異的に生じるとみられる点、子実体が帯桃色~帯ワイン色であることなどで特徴づけられた。
全世界のGloeoporus属菌および全世界のタケに生じる多孔菌類の検索表をそれぞれ掲載した。
Brazil, Rio Grande do Sul, Santa Maria, Boca do Monte, Fepagro

(新種)

Gloeoporus guerreroanus G. Coelho, R.M. Silveira & Rajchenb.
語源…Rosa Trinidad Guerrero氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gloeoporus cystidiatus
子実層托が帯紫色
孔口のサイズの範囲が重なる
シスチジアのサイズの範囲が重なる
シスチジアが棍棒形
菌糸にクランプを欠く
本種と異なり子実体が完全に背着生なのではなく背着生~半背着生または狭い傘状
本種と異なり担子胞子がソーセージ形ではなく類ソーセージ形~円筒形
本種とシスチジアのサイズの範囲が異なる
Gloeoporus purpurascens
子実層托が帯紫色
担子胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり担子胞子が楕円形
本種と異なりシスチジアが棍棒形ではなく長紡錘状~管状
Gloeoporus taxicola
子実体が背着生
孔口のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形~円筒形
菌糸にクランプを欠く
本種と異なり子実層托が淡赤色、帯紫色~帯ワイン色なのではなく橙色または帯紫赤色
本種よりシスチジアの幅が狭い
本種と異なりシスチジアが棍棒形ではなく紡錘形~円筒形