(仮訳)中国海南島産の帯緑色の襞を有するホウライタケ属1新種
Yang, Y-H., Deng, C-Y. & Li, T-H., 2013. A new greenish gilled species of Marasmius (Agaricales) from Hainan Island, China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000123/00000001/art00036 [Accessed November 28, 2016].
【R3-03517】2016/11/28投稿

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3行まとめ

中国海南島で採集された菌を検討し、Marasmius subviridiphyllusとして新種記載した。
本種は傘が鈍赤色~帯赤灰色で無毛、襞が帯緑色で襟帯を有し、柄に光沢があり、根状菌糸束が発達することなどで特徴づけられた。
本種の担子胞子は中型で、縁シスチジアはSiccus型、傘表皮は箒状細胞からなっていた。
中国海南省楽東黎族自治県佳西自然保護区

(新種)

Marasmius subviridiphyllus Chun Y. Deng, Yi H. Yang & T.H. Li
語源…類緑色の襞の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Marasmius nigrobrunneus
子実体が小型
子実体が黒色
本種と異なり傘が鈍赤色ではなく帯灰褐色
本種と異なり襞が帯緑色でない
本種より担子胞子の幅が広い
Marasmius ruforotula
子実体が小型
子実体が黒色
本種より襞の数が多い
本種より襞の間隔が密
本種と異なり襞に縁取りを有する
本種より柄が長い
本種と異なり根状菌糸束を欠く
本種と異なり傘が非アミロイド
本種と異なり襞実質が非アミロイド
Marasmius subruforotula
子実体が小型
子実体が黒色
本種より縁シスチジアのサイズが小さい
本種より傘表皮の箒状細胞のサイズが小さい
本種と異なり傘表皮の”apical setula”周囲に珊瑚状細胞を有する
Marasmius bekolacongoli
襞が緑色
本種と異なりMarasmius節ではなくGlobulares節に含まれる
本種と異なり傘表皮がSiccus型の箒状細胞からなる子実層状被ではなく平滑な細胞からなる子実層状被
Marasmius grandiviridis
襞が緑色
本種と異なりMarasmius節ではなくGlobulares節に含まれる
本種と異なり傘表皮がSiccus型の箒状細胞からなる子実層状被ではなく平滑な細胞からなる子実層状被
Marasmius galbinus
襞が緑色
本種と異なりMarasmius節ではなくGlobulares節に含まれる
本種と異なり傘表皮がSiccus型の箒状細胞からなる子実層状被ではなく平滑な細胞からなる子実層状被