(仮訳)スペイン西部産のモリノカレバタケ型の1新種
Arenal, F., Villarreal, M. & Moreno, G. 2006. A new gymnopoid species from western Spain. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/97/97-29.html [Accessed December 1, 2020] 【R3-07920】2020/12/1投稿

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3行まとめ

スペイン、カスティーリャ・レオン州の森林で採集された菌を検討し、Gymnopus sphaerosporusとして新種記載した。
本種はイチゴノキの樹皮に生じ、傘が白色で凸形および扇形、柄表面が粉状で、担子胞子が球形または類球形であることなどで特徴づけられた。
本種は形態的に類似する種とは担子胞子のサイズ、傘表皮の構造などが異なっていた。
Spain, Ávila, Arenas de San Pedro

(新種)

Gymnopus sphaerosporus M. Villarreal, Arenal & G. Moreno
語源…球形の胞子の(担子胞子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Marasmiellus guzmanii
本種と異なりスペインではなくメキシコなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり縁シスチジアの幅が広い
本種と異なり縁シスチジアに樹枝状突起を有する
本種と異なり傘表皮が偽毛状被でない
Marasmiellus parlatorei
本種と異なりスペインではなくアルゼンチンなどに分布する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘表皮が偽毛状被ではなく典型的なラメアレス構造である
Marasmiellus phaeomarasmioides
ヨーロッパに分布する
顕微鏡的形質が類似している
本種と生息環境が異なる
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体がクリーム褐色~帯灰色
本種より縁シスチジアが短い
本種と異なり傘表皮が偽毛状被ではなくラメアレス構造である
本種と異なり傘表皮に色素結晶を伴う