(仮訳)タスマニア産の地衣化した担子菌の1新種
Kantvilas, G. & Jarman, SJ., 2012. A new lichenised basidiomycete from Tasmania. Kanunnah. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Gintaras_Kantvilas/publication/277013212_A_new_lichenised_basidiomycete_from_Tasmania/links/555e908708ae8c0cab2c7751.pdf [Accessed December 28, 2016].
【R3-03611】2016/12/29投稿

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3行まとめ

タスマニアの亜高山帯~高山帯のヒースランドの湿った地上に発生した担子菌地衣の一種を検討し、Lichenomphalia tasmanicaとして新種記載した。
本種は地衣体がCoriscium型で顕著な凸形の小鱗片状であり、子実体が明るい黄橙色であり、担子胞子が卵形~広楕円形であることなどで特徴づけられた。
本種は不稔の状態で長年観察されてきたが、きのこ状の子実体を形成したことから同定に至った。
Australia, Tasmania, track to Nevada Peak

(新種)

Lichenomphalia tasmanica Kantvilas
語源…タスマニアの
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【よく似た種との区別】
Lichenomphalia lobata
高地に生息する
地衣体が小鱗片状
地衣体が凸形
本種と異なりタスマニアではなくコロンビア、ベネズエラなどに分布する
本種より地衣体の幅が広い
本種より子実体の柄が長い
本種と異なり子実体の柄表面が無毛
本種より子実体の傘の幅が広い
Lichenomphalia hudsoniana(アオウロコゴケ)
山地に生息する
地衣体が小鱗片状
子実体の形態が類似している
担子器のサイズが類似している
担子胞子のサイズが類似している
本種と異なりタスマニアではなく北半球に広く分布する
本種と異なり地衣体の縁部が白色
本種と異なり地衣体が凸形ではなく凹形

(その他掲載種)

Lichenomphalia chromacea (Cleland) Redhead, Lutzoni, Moncalvo & Vilgalys
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(その他掲載種)

Lichenomphalia umbellifera (L.) Redhead, Lutzoni, Moncalvo & Vilgalys
チャサカズキタケ
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