2016年5月10日 (仮訳)ダイダイサラゴケ属地衣の韓国産新種、韓国新産種、および全世界の初生菌糸を有する痂状のダイダイサラゴケ属地衣の検索表 Joshi, Y. et al., 2015. A new species and a new record of the lichen genus Coenogonium (Ostropales: Coenogoniaceae) from South Korea, with a world-wide key to crustose Coenogonium having prothalli. Mycosphere. …. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_6_6_3.pdf [Accessed May 9, 2016]. 【R3-02910】2016/05/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国、済州で採集された樹皮生地衣の一種を検討し、Coenogonium lueckingiiとして新種記載した。 他に韓国新産種としてC. pinetiを報告した。 また、全世界の初生菌糸を有する痂状のダイダイサラゴケ属地衣の検索表を掲載した。 韓国済州特別自治道西帰浦市トンネコ鴛鴦瀑布 (新種) Coenogonium lueckingii Y. Joshi, Gagarina, Halda & Hur 語源…地衣学者のRobert Lücking氏に献名 【よく似た種との区別】 Coenogonium subzonatum 初生菌糸が白色 本種と異なり樹皮生ではなく常に葉上生である 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり粉子器を有する 本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で不規則な2列ではなく1列に配列する 本種より子嚢胞子の幅が比較的広い Coenogonium zonatum 初生菌糸が白色 本種と異なり樹皮生ではなく常に葉上生である 本種と異なり粉子器が疣状 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で不規則な2列ではなく1列に配列する 本種より子嚢胞子の幅が比較的広い Coenogonium albomarginatum 初生菌糸を有する 本種と異なり地衣体が帯緑灰色~淡灰色ではなく帯黄灰緑色 本種と異なり果托がI陽性でない 本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で不規則な2列ではなく1列に配列する Coenogonium magdalenae 初生菌糸が白色 本種と異なり韓国ではなく新熱帯に分布する 本種より子器のサイズが大きい 本種より子実層の丈が高い 本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で不規則な2列ではなく1列に配列する 本種より子嚢胞子の幅が広い Coenogonium siquirrense 初生菌糸を有する 本種と異なり子器が淡い帯黄橙色~濃橙色ではなく濃橙色で縁部が橙色 Coenogonium siquirrense f. denticulatum 初生菌糸が白色 本種と異なり子器が淡い帯黄橙色~濃橙色ではなく濃橙色で縁部が橙色 本種と異なり果托の縁部の細胞が非常に大型 Coenogonium strigosum 初生菌糸が白色 本種と異なり韓国ではなく新熱帯に分布する 本種と異なり地衣体がいくぶん剛毛状 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり子器の縁部が小歯状 本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で不規則な2列ではなく1列に配列する 本種と異なり果托の縁部の細胞が非常に大型のことがある Coenogonium persistens 初生菌糸が白色 本種と異なり韓国ではなく新熱帯に分布する 本種と異なり地衣体表面が無毛 本種より子器のサイズが大きい Coenogonium roumeguerianum 初生菌糸が白色 本種より子嚢胞子の幅が広い Coenogonium verrucosum 初生菌糸を有する 本種と異なり初生菌糸が白色ではなく黄色 Coenogonium atroluteum 初生菌糸を有する 本種と異なり初生菌糸が白色ではなく黄色 Coenogonium kawanae(ヒメダイダイサラゴケ) 初生菌糸が白色 本種と異なり子器の縁部が小歯状 本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で不規則な2列ではなく1列に配列する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Coenogonium subsquamosum 初生菌糸が白色 本種と異なり地衣体が帯緑灰色~淡灰色ではなく黄色 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり果托基部に共生藻を欠く Coenogonium luteum(ダイダイサラゴケ) 形態的に類似している(初生菌糸を欠くか不明瞭な時に類似しており、しばしば混同される) 本種より子器のサイズがずっと大きい 本種より果托の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が子嚢内部で不規則な2列ではなく1列に配列する 本種より子嚢胞子の幅が広い Coenogonium nepalense 本種と異なり子器盤が軟骨質でない 本種と異なり子実下層が非常に厚いという特徴を欠く Coenogonium geralense 本種と異なり子器盤が軟骨質でない 本種と異なり子実下層が非常に厚いという特徴を欠く (韓国新産種) Coenogonium pineti (Ach.) Lücking & Lumbsch コツブダイダイサラゴケ 【よく似た種との区別】 Coenogonium dilucidum 本種と異なり子器が淡い蝋色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Coenogonium kawanae(ヒメダイダイサラゴケ) 本種と異なり子器が淡い帯褐黄色 本種と異なり初生菌糸が白色 Coenogonium luteum(ダイダイサラゴケ) 本種より子器のサイズが大きい 本種より子器が明るい橙色 本種と異なり肥厚した側糸を有する