(仮訳)インド亜大陸産のヨロイゴケ属新種
Upreti, DK. & Divakar, PK., 2010. A new species in the lichen genus Sticta (Schreb.) Ach. (Lobariaceae) from the Indian subcontinent. Nova Hedwigia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2010/00000090/f0020001/art00013 [Accessed October 15, 2015].
【R3-02289】2015/10/15投稿

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3行まとめ

インドにおける地衣類の調査で見出された一種を検討し、Sticta indicaとして新種記載した。
本種はヒマラヤ山脈の温帯林に分布し、岩上または時に枝上に生じ、コケ類と関係を有していた。
本種は顕著な柄と大型の盃点を有し、粉芽も裂芽も形成せず、シアノバクテリアと共生する点などで特徴づけられた。
India, Uttarakhand, Bageshwar district, en route to Sunderhunga Glacier, between Jatoli and Dhuniyadon

(新種)

Sticta indica D.D. Awasthi & Upreti
語源…インドの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sticta caulescens
地衣体が有柄
裂芽を欠く
粉芽を欠く
シアノバクテリアと共生する
本種と異なりインドではなく南米南部の固有種である
本種と異なり地衣体上面に白色の斑点を生じる
本種より裂片が薄い
本種と異なり裂片が革質でない
本種と異なり果托上にトメンタを欠く
本種より盃点のサイズが小さい
Sticta cyphellulata
インドに分布する
形態的に類似している(かつてこの種に同定されたことがある)
地衣体が有柄
シアノバクテリアと共生する
本種と異なり裂芽を有する
Sticta orbicularis
インドに分布する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
地衣体が有柄
シアノバクテリアと共生する
本種と異なり裂芽を有する
Sticta subtomentella
地衣体の色が類似している
地衣体が有柄
本種と異なりインドではなくオーストラリアの固有種である
本種と異なり地衣体上面に斑点を生じる
本種より盃点のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁が1-3ではなく1
Sticta tomentosa
裂片が紙質のことがある
裂芽を欠く
本種と異なり温帯ではなく熱帯に分布する
本種と異なり裂片が円形のロゼット状
本種と異なり裂片が有柄の付着部に接しない
本種と異なり子器の縁部が綿毛状