2024年2月24日 (仮訳)仏領ポリネシア、トゥアモトゥ・ガンビエ諸島、モラネ環礁産のAgonimia属1新種 Poncet, R. et al. 2023. A new species of Agonimia (Ascomycota, Eurotiomycetes, Verrucariaceae) from Morane atoll (Tuāmotu-Gambier Islands, French Polynesia). Plant and Fungal Systematics. Available at: https://pfsyst.botany.pl/A-new-species-of-Agonimia-Ascomycota-Eurotiomycetes-Verrucariaceae-from-Morane-atoll,177126,0,2.html [Accessed February 24, 2024] 【R3-11458】2024/2/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 仏領ポリネシア、トゥアモトゥ・ガンビエ諸島のモラネ環礁で採集された菌を検討し、Agonimia gargominyiとして新種記載した。 本種はハテルマギリの古い枝に発生し、鱗片状の地衣体が比較的大型、被子器が表在性で大型、孔口が淡褐色、子嚢が8胞子性であることなどで特徴づけられた。 全世界のAgonimia属菌の包括的な検索表を作成した。 Morane, Îles Gambier, France (新種) Agonimia gargominyi R. Poncet & J.-Y. Mey. 語源…フランスの軟体動物学者、Olivier Gargominy氏に献名 【よく似た種との区別】 Agonimia repleta 子嚢が8胞子性 本種と異なり仏領ポリネシアではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり樹皮ではなくコケの生えた樹皮または岩などに生じる 本種より地衣体の鱗片が短い 本種と異なり地衣体が微細な鱗片状ではなく小粒状~疣状または微細な鱗片状 本種より被子器のサイズが小さい 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Agonimia tristicula(ツブゴケ) 地衣体が鱗片状 被子器の幅の範囲が重なる 本種と異なり仏領ポリネシアのみではなく汎世界的に分布する 本種と異なり樹皮ではなく地上、稀に樹皮に発生する 本種と異なり地衣体の鱗片が湿時のみ緑色 本種と異なり被子器全体が黒色 本種と異なり被子器外面が艶消し状の粗面 本種と異なり被子器の孔口領域が溝状 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく2胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが大きい