2015年12月18日 （仮訳）オランダ産のCantharomyces属新種 Haelewaters, D. & De Kesel, A. 2013. A new species of Cantharomyces (Laboulbeniales, Ascomycota) from the Netherlands. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000123/00000001/art00059 [Accessed November 10, 2013]. 【R3-02481】2015/12/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ オランダにおいてハネカクシ科Syntomium属の甲虫に寄生したラブルベニア菌の一種を検討し、Cantharomyces elongatusとして新種記載した。 本種の宿主はEuphaniini族に属するが、この族におけるCantharomyces属の報告は初となった。 本種は決して分枝しない直線状の一次付属糸を有し、基部細胞が比較的大型であることなどで特徴づけられた。 The Netherlands, Prov. Gelderland, Rha （新種） Cantharomyces elongatus Haelew. & De Kesel 語源…伸長した（一次付属糸の形状から） 【よく似た種との区別】 Cantharomyces orientalis 同じハネカクシ科セスジハネカクシ亜科の甲虫を宿主とする 一次付属糸が分枝しないことがある 本種と異なり宿主の族がEuphaniini族ではなくOxytelini族である 本種より一次付属糸が長い 本種と異なり一次付属糸が分枝する 本種より上基部細胞 (suprabasal cell) の基部細胞に対する相対的なサイズが大きい Cantharomyces robustus 本種と異なり細胞IIの背面が黒色に着色する 本種より一次付属糸が短い 本種と異なり一次付属糸が分枝する 本種と異なり付属糸の基部細胞が丸い Cantharomyces bordei 一次付属糸が分枝しない 本種と異なりハネカクシ科ではなくチビドロムシ科の甲虫を宿主とする 本種より一次付属糸が短い 本種と異なり細胞VIがごく短い 本種と異なり細胞VIが狭窄する 本種より子嚢殻のサイズが比較的大きい Cantharomyces denigratus 一次付属糸が分枝しない 造精器の形態が類似している 本種と異なり托が濃色に着色する Cantharomyces italicus 一次付属糸が比較的長い 一次付属糸が分枝しない 本種と異なり造精器が小型 本種と異なり造精器がレンズ形 本種より一次付属糸の基部細胞が伸長する Cantharomyces numidicus 本種より造精器のセグメントが比較的大きい 本種と一次付属糸の基部細胞の配置が異なる Cantharomyces japonicus 本種より造精器のセグメントが比較的大きい 本種と一次付属糸の基部細胞の配置が異なる