2018年8月12日 （仮訳）ベネズエラ・アンデスの山地雲霧林に産したClandestinotrema属新種 Medeiros, ID. 2018. A new species of Clandestinotrema (Ascomycota: Ostropales: Graphidaceae) from montane cloud forest in the Venezuelan Andes. Plant and Fungal Systematics. Available at: https://www.degruyter.com/view/j/pfs.2018.63.issue-1/pfs-2018-0002/pfs-2018-0002.xml [Accessed August 11, 2018]. 【R3-05390】2018/8/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ベネズエラの雲霧林に産した樹皮生地衣の一種を検討し、Clandestinotrema carboneraとして新種記載した。 本種は地衣体がオリーブ緑色、子嚢胞子に3-5隔壁を有し、主要な地衣成分としてヒポスチクチン酸を含むことなどで特徴づけられた。 また、同所においてC. leucomelaenumとして報告された種が実際にはC. pauperiusであることを示した。 Venezuela, Mérida, La Carbonera cloud forest （新種） Clandestinotrema carbonera I. Medeiros 語源…La Carbonera（雲霧林）の 【よく似た種との区別】 Clandestinotrema antoninii 果殻の上半分が炭化する 皮層が密 柱軸を欠く 地衣成分としてヒポスチクチン酸を含む 本種と異なり地衣体がオリーブ緑色でない 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてコンスチクチン酸およびメネガッジア酸を含む 本種と異なりヒポスチクチン酸が主要な地衣成分でない Clandestinotrema erumpens 柱軸を欠く 地衣成分としてヒポスチクチン酸を含む 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子に3-5隔壁を有し時に類石垣状なのではなく石垣状 本種と異なり果殻の上半分が炭化するのではなく完全に炭化する 本種と異なり皮層が密ではなく不規則 本種と異なりヒポスチクチン酸が主要な地衣成分でない Clandestinotrema clandestinum 地衣成分としてヒポスチクチン酸を含む 子嚢胞子が時に類石垣状 本種と異なり柱軸を有する 本種と異なりヒポスチクチン酸が主要な地衣成分でない Clandestinotrema stylothecium 地衣成分としてヒポスチクチン酸を含む 子嚢胞子が時に類石垣状 本種と異なり柱軸を有する 本種と異なりヒポスチクチン酸が主要な地衣成分でない Clandestinotrema hepaticola 子嚢胞子が時に類石垣状 本種と異なり苔類に選好性を有する 本種と異なり地衣成分を欠く Clandestinotrema pauperius 同所的に分布する（ベネズエラ） 子嚢胞子が時に類石垣状 本種と異なりコロンビアなどにおける分布が知られている 本種と異なり柱軸を有する Clandestinotrema tenue 子嚢胞子が時に類石垣状 本種と異なり柱軸を有する （その他掲載種） Clandestinotrema pauperius (Nyl.) Rivas Plata, Lücking & Lumbsch 【よく似た種との区別】 Clandestinotrema carbonera 同所的に分布する（ベネズエラ） 子嚢胞子が時に類石垣状 本種と異なりコロンビアなどにおける分布が知られていない 本種と異なり柱軸を欠く Clandestinotrema leucomelaenum 形態的に類似している（この種に同定されたことがある） 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が縦1でない