(仮訳)インド、西ガーツ地方産のイッポンシメジ属新種
Senthilarasu, G., Kumaresan, V. & Singh, SK., 2010. A new species of Entoloma from Western Ghats of India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000114/00000001/art00010 [Accessed May 25, 2016].
【R3-02958】2016/05/26投稿

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3行まとめ

インド、カルナータカ州の森林で採集された菌を検討し、Entoloma vittaliiとして新種記載した。
本種は傘が帯赤褐色で中丘を有し、柄が紫白色~淡紫灰色、担子胞子が異径の楕円形で、シスチジアを欠くことなどで特徴づけられた。
本種をLeptonia亜属Cyanula節に含めるのが妥当と考えられたが、傘に中丘を有し、表面が無毛である点などが他種と異なっていた。
India, Karnataka State, Western Ghats, Manadukka, Uppangala Forest

(新種)

Entoloma vittalii Senthil., Kumaresan & S.K. Singh
語源…B.P.R. Vittal教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Entoloma parvum
子実体のサイズが類似している
担子胞子が楕円形
担子胞子が異径
シスチジアを欠く
本種と異なり傘が帯赤褐色ではなく帯青黒色
本種と異なり傘が扁平凸形で縁部が浮き上がるのではなく円錐状凸形
本種と異なり襞が陥入ではなく直生
本種と異なり柄が紫白色~淡紫灰色ではなく帯青黒色
Entoloma maderaspatanum
旧熱帯に分布する
傘が褐色系
傘に中丘を有する
傘表面が平滑
縁シスチジアを欠く
クランプを欠く
本種と異なり傘が帯赤褐色ではなく暗褐色
本種と異なり扁平凸形で縁部が浮き上がるのではなく円錐状凸形
本種より柄が長い
本種と異なり柄が紫白色~淡紫灰色ではなく白色~クリーム色
本種より担子胞子のサイズがやや大きい