(仮訳)中国南東部、南澳島産のイッポンシメジ属の新種
Battistin, E. et al., 2014. A new species of Entoloma s. l. (Agaricales) from Nan’ao Island, south-eastern China. Sydowia. … Available at: http://www.sydowia.at/syd66-2/T9-Battistin.html [Accessed January 26, 2016].
【R3-02598】2016/01/26投稿

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3行まとめ

中国広東省の南澳島で採集された菌を検討し、Entoloma tubaeformeとして新種記載した。
本種はOmphaliopsis亜属に含まれ、子実体が帯灰褐色で漏斗形であることなどで特徴づけられた。
本種のITSおよびnrLSUの塩基配列を決定し、GenBankに登録した。
中国広東省汕頭市南澳県南澳島

(新種)

Entoloma tubaeforme T. H. Li, E. Battistin, W. Q. Deng & M. Gelardi
語源…管状の(子実体の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Entoloma bombycinum
アジアに分布する
子実体がヒダサカズキタケ型
本種より担子胞子が長い
本種と異なり縁シスチジアを欠く
Entoloma concavosericeum
アジアに分布する
子実体がヒダサカズキタケ型
本種より子実体のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが大きい
Entoloma proprium
アジアに分布する
子実体がヒダサカズキタケ型
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体にニワウルシの葉のような不快臭があるのではなく無臭
Entoloma flavidum
アジアに分布する
子実体がヒダサカズキタケ型
本種と異なり縁シスチジアを欠く
本種と異なり襞が強く垂生するのではなく直生~やや垂生する
Entoloma subclitocyboides
アジアに分布する
子実体がヒダサカズキタケ型
本種より子実体のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が主に異径ではなく等径
Entoloma perinfundibuliforme
アジアに分布する
子実体がヒダサカズキタケ型
本種と異なり傘表面に微細な溝線を有する
本種と異なり担子胞子が立方体状の正方形~六角形
本種と異なり典型的には細胞内に色素を含む
Entoloma hirtum
襞が垂生する
子実層に縁シスチジアだけでなく球形~小嚢状の要素が混じる
本種と異なり中国ではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり子実体がカヤタケ型~ヒダサカズキタケ型ではなくクヌギタケ型
本種と異なり子実体に粗長毛を有する
本種と異なり襞が類白色~淡桃色ではなく灰褐色