(仮訳)韓国産のモジゴケ属地衣1新種
Joshi, Y. et al., A new species of Graphis (lichenized Ascomycetes) from South Korea. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000113/00000001/art00035 [Accessed December 7, 2017].
【R3-04644】2017/12/7投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

韓国、済州島においてモミ属樹木の樹皮に生じた地衣の一種を検討し、Graphis flavopalmicolaとして新種記載した。
本種は地衣体が帯白灰色で平滑~小皺状、リレラが分枝しないか不規則に分枝し、果殻が完全に炭化し、子嚢胞子に5-9隔壁を有し、地衣成分としてリケキサントンを含むことなどで特徴づけられた。
本種は地衣体がUV+淡黄色で、その特徴が類似種のG. palmicolaと異なっていた。
韓国済州特別自治道漢拏山

(新種)

Graphis flavopalmicola Y. Joshi, Lücking & Hur
語源…黄色のGraphis palmicola(紫外線蛍光の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Graphis palmicola
地理的分布が類似している
形態的に類似している(混同が起こるとみられる)
地衣体表面が平滑
果殻が完全に炭化する
子嚢胞子に横隔壁を有する
本種と異なり地衣体がUV+淡黄色ではなくUV陰性
本種と異なり地衣成分を欠く
Graphis assimilis
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む
本種と異なり地衣成分としてリケキサントンを含まない
Graphis stipitata
地衣成分としてリケキサントンを含む
本種と異なり果殻が完全に炭化するのではなく側面が炭化する
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む