(仮訳)中国熱帯域産のニクイロアナタケ属1新種
Yuan, H-S., 2011. A new species of Junghuhnia (Basidiomycota, Meruliaceae) from tropical China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000117/00000001/art00024 [Accessed March 30, 2017].
【R3-03887】2017/03/31投稿

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3行まとめ

中国雲南省の熱帯林で採集された菌を検討し、Junghuhnia minorとして新種記載した。
本種は子実体が背着生で孔口面がクリーム色~淡黄褐色、担子胞子が楕円形であることなどで特徴づけられた。
本種は同属他種の類似種とは孔口面の色、孔口のサイズ、担子胞子のサイズなどが異なっていた。
中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州勐臘県望天樹景区

(新種)

Junghuhnia minor H.S. Yuan
語源…小さい(担子胞子のサイズから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Junghuhnia luteoalba
中国に分布する
子実体が背着生
子実体が淡黄褐色
孔壁が僅かに裂ける
本種と異なり熱帯域ではなく温帯~亜寒帯域に分布する
本種より孔口のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく円筒形
Junghuhnia crustacea
中国に分布する
子実体が背着生
子実体が薄い
孔口面がクリーム色~淡黄褐色
本種と異なりケニア、タイなどにおける分布が知られている
本種より孔口の深さが小さい
本種と異なり孔口が顕著に裂ける
本種より担子胞子のサイズが大きい
Junghuhnia minuta
担子胞子の形態が類似している
担子胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり中国ではなくプエルトリコなどに分布する
本種と異なり子実体が背着生ではなく顕著な傘状
本種より孔口のサイズが小さい
Junghuhnia microspora
担子胞子が小型
本種と異なり中国ではなくアルゼンチンなどに分布する
本種と異なり孔口面がクリーム色~淡黄褐色ではなく橙色~栗色
本種より担子胞子の幅が狭い