(仮訳)コロンビア産のシロカラカサタケ属1新種
Ortiz, A., Franco-Molano, AE. & Bacci, M. Jr. 2008. A new species of Leucoagaricus (Agaricaceae) from Colombia. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Adriana_Ortiz2/publication/279191754_MYCOTAXON_2008/links/558d749008ae15962d893aec.pdf [Accessed May 3, 2017].
【R3-03991】2017/05/04投稿

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3行まとめ

コロンビアで採集された菌を検討し、Leucoagaricus amazonicusとして新種記載した。
本種はトガリハキリアリ属のアリによって巣の外に作られた堆積物にのみ発生が見られた。
本種は子実体が暗褐色で傷つくと黄色を帯び、縁シスチジアが頭状で褐色の内容物を含むことなどで特徴づけられた。
Colombia, Dpto Amazonas, Municipio de Leticia. Parque Natural Nacional Amacayacu, Isla de Mocagua

(新種)

Leucoagaricus amazonicus A. Ortiz & Franco-Mol.
語源…アマソナス(県)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leucoagaricus gongylophorus
同じAnnulati節に含まれる
ハキリアリと関係を持つ
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハキリアリが作った堆積物に発生するのではなく、ハキリアリの巣に発生し栽培されることが知られている
本種より子実体のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と縁シスチジアの形態が異なる
本種と異なり油管菌糸を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Leucoagaricus americanus(ツブカラカサタケ)
子実体に黄変性を有する
担子胞子に発芽孔を欠くか痕跡的
縁シスチジアが有色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より縁シスチジアのサイズが大きい
本種と異なり縁シスチジア頂部が微突形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Leucoagaricus meleagris
子実体に黄変性を有する
担子胞子に発芽孔を欠くか痕跡的
縁シスチジアが有色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より縁シスチジアのサイズが大きい
本種と異なり縁シスチジア頂部が微突形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lepiota besseyi
子実体に黄変性を有する
担子胞子に発芽孔を欠くか痕跡的
縁シスチジアが有色
本種より縁シスチジアのサイズが大きい
本種と異なり縁シスチジア頂部が微突形