(仮訳)インド産のLeucocoprinus属1新種
Arun Kumar, TK. & Manimohan, P. 2004. A new species of Leucocoprinus from India. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/230774299_A_new_species_of_Leucocoprinus_from_India [Accessed June 21, 2020] 【R3-07430】2020/6/21投稿

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3行まとめ

インド、ケララ州で採集された菌を検討し、Leucocoprinus lacrymansとして新種記載した。
本種は子実体が類白色で帯褐色の小鱗片および黄金色~帯赤褐色の滲出物を伴い、肉が白色から橙白色~淡橙色に変色することなどで特徴づけられた。
本種はココヤシの樹下の地上およびリターから単生あるいは集まりをなして発生していた。
India, Kerala State, Calicut District, Calicut

(新種)

Leucocoprinus lacrymans T.K.A. Kumar & Manim.
語源…涙を流す(子実体表面の滲出液から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leucocoprinus meleagris
肉眼的形態の一部が類似している
担子胞子のサイズが類似している
担子胞子の形状が類似している
本種と異なりインドではなく温帯~熱帯にかけて広範な分布が知られている
本種と異なり子実体から黄金色~帯赤褐色の液体を常に滲出するという特徴を欠く
本種と異なり子実体が傷つくと淡い帯赤褐色になるのではなく強く赤変する
本種と異なり肉が露出すると白色から橙白色~淡橙色になるのではなくレモン色~橙赤色に変色する
本種と異なり縁シスチジアが常に円筒形ではなく棍棒形、紡錘状、槍形でしばしば頂部が伸長する
本種と異なり柄シスチジアが常に円筒形ではなく棍棒形、紡錘状、槍形でしばしば頂部が伸長する
本種と異なり鱗片の菌糸が常に円筒形ではなく棍棒形、紡錘状、槍形でしばしば頂部が伸長する