(仮訳)Marasmius属の1新種およびブラジル新産種M. foliiphilus
Puccinelli, C. & Capelari, M. 2007. A new species of Marasmius (Basidiomycota, Marasmiaceae) and the first record of M. foliiphilus from Brazil. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/sites/default/files/articles/pdf/cryptogamie-mycologie2007v28f4a1.pdf [Accessed September 30, 2023] 【R3-11017】2023/9/30投稿

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3行まとめ

ブラジル、サンパウロ州の大西洋岸森林で採集された菌を検討し、Marasmius rotaliscystidiatusとして新種記載した。
本種はMarasmiusMarasmius亜節に含まれ、Rotalis型の箒状細胞に類似するシスチジアなどで特徴づけられた。
また、ブラジル新産種として従来アフリカから知られていたM. foliiphilusを報告した。
Brazil, São Paulo State, São Paulo City, Parque Estadual das Fontes do Ipiranga

(新種)

Marasmius rotaliscystidiatus C. Puccin. & Capelari
語源…Rotalis型のシスチジアの(側シスチジアの形状から)
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【よく似た種との区別】
Marasmius apatelius
本種と異なりブラジルではなくコンゴなどに分布する
本種と異なり傘の臍周囲にクリーム色の領域を欠く
本種と異なり根状菌糸束を有する
本種より担子胞子が短い
Marasmius baeocephalus
南米に分布する
本種と異なりブラジルではなくエクアドルなどに分布する
本種と異なり傘が非常に小型である
本種と異なり傘の中央の点の周囲に白色の領域がある
本種と異なり襞縁部が褐色
本種と異なり襟帯縁部が褐色
本種より担子胞子が短い
Marasmius tereticeps
南米に分布する
本種と異なりブラジルではなくボリビアなどに分布する
本種と異なり傘がさび色に近い
Marasmius tubulatus
本種と異なりブラジルではなくスリランカなどに分布する
本種と傘表面が微粉状であるかどうかが異なる
本種と異なりバシディオールを豊富に有する
本種より担子胞子の最大長が短い
本種と異なり襞実質がデキストリノイドではなく非デキストリノイドである
Marasmius vigintifolius
南米に分布する
傘の形態が類似している
本種と異なりブラジルではなくボリビアなどに分布する
本種と異なり襞縁部が褐色
本種と異なり襟帯縁部が褐色
本種と異なり根状菌糸束を時に有する
本種と異なり傘表皮が完全な子実層状被でない

(南米、ブラジル新産種)

Marasmius foliiphilus Antonín
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