(仮訳)Memnoniella属1新種
Li, D-W. et al., 2003. A new species of Memnoniella. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/268743867_A_new_species_of_Memnoniella [Accessed August 13, 2021] 【R3-08685】2021/8/13投稿

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3行まとめ

日本の森林土壌から分離されたアナモルフ菌の一種を検討し、Memnoniella longistipitataとして新種記載した。
本種は分生子柄が非常に長く、コロニーの縁部に粘性の頭状をなすStachybotrys型分生子を形成した。
本種は同属他種とは分生子柄の長さのほか、分生子のサイズや表面性状なども異なっていた。
日本

(新種)

Memnoniella longistipitata D.W. Li, Chin S. Yang, Vesper & Haugland
語源…長い柄の(分生子柄の長さから)
※(編集注)ホロタイプのATCC 22699は、Jong & Davis (1976) には松島氏によって日本ではなく「英領ソロモン諸島で採集された」と記述されている。
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【よく似た種との区別】
Memnoniella subsimplex
形態的に類似している(当初この種に同定された)
本種より分生子柄がずっと短い
本種より分生子の長径が短い
本種と異なり分生子表面が粗い疣状
本種と遺伝的に異なる(先行研究)
Memnoniella echinata
本種より分生子のサイズが小さい
本種と遺伝的に異なる(先行研究)
Memnoniella levispora
本種より分生子の長径が短い
本種と異なり分生子が球形または類球形ではなくしばしば半球形
本種と異なり分生子表面が初め平滑でのちに疣状なのではなく平滑
Memnoniella zingiberis
本種より分生子の長径が短い
本種より分生子の短径が長い
本種と分生子が球形または類球形ではなく完全な球形
本種と異なり分生子表面が初め平滑でのちに疣状なのではなく疣状
Memnoniella leprosa
本種と異なりシンネマを形成する