2024年1月29日 （仮訳）中国産のNigrofomes属1新種 Zhou, M., Wu, F. & Tian, X-M. 2020. A new species of Nigrofomes (Hymenochaetales, Basidiomycota) from China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.446.4.3 [Accessed January 29, 2024] 【R3-11382】2024/1/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国雲南省で採集された菌を検討し、Nigrofomes submelanoporusとして新種記載した。 本種は子実体が多年生で黒色、孔壁が裂け、担子胞子が広楕円形、シスチジオールおよびハイファルペグを有し、1菌糸型であることなどで特徴づけられた。 本種と同属他種との形質比較表などを掲載した。 中国雲南省紅河ハニ族イ族自治州屏辺ミャオ族自治県大囲山国家森林公園 （新種） Nigrofomes submelanoporus Meng Zhou & F. Wu 語源…Nigrofomes melanoporus類似の 【よく似た種との区別】 Nigrofomes melanoporus（ミナミクロサルノコシカケ） 菌糸に単純隔壁を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より孔口のサイズが比較的大きい 本種と異なり孔壁が裂けるのではなく全縁 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なりハイファルペグを時に有するのではなく欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Nigrofomes sinomelanoporus 菌糸に単純隔壁を有する 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり孔壁が裂けるのではなく全縁 本種より担子器が短い 本種より担子器の幅が広い 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく類球形 本種と異なりハイファルペグを時に有するのではなく欠く 本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく偽2菌糸型 Nigrofomes nigrivineus 本種と異なり子実体が顕著な傘状 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり孔壁が裂けるのではなく全縁 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なりハイファルペグを時に有するのではなく欠く 本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく3菌糸型 本種と異なり菌糸に単純隔壁ではなくクランプを有する Melanoporia castanea（クロサルノコシカケ） 子実体が暗色 子実体が堅い木質 本種と異なり褐色腐朽菌である 本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく2菌糸型 本種と異なり菌糸に単純隔壁ではなくクランプを有する