(仮訳)ポルトガル産のParadendryphiopsis属新種
Silvera-Simón, C., Gené, J. & Guarro, J. 2010. A new species of Paradendryphiopsis from Portugal. Mycotaxon. … Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000114/00000001/art00059 [Accessed January 3, 2016].
【R3-02530】2016/01/04投稿

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3行まとめ

ポルトガルにおいて樹皮に発生した菌を検討し、Paradendryphiopsis pleiomorphaとして新種記載した。
本種は分生子が鎖生し、ほとんどの場合1-3隔壁を有し、同一の栄養菌糸および分生子柄からBahusakala属類似のシンアナモルフを生じることなどで特徴づけられた。
また、Paradendryphiopsis属菌の検索表を掲載した。
Portugal. Braganza, Montesinho Natural Park

(新種)

Paradendryphiopsis pleiomorpha R.F. Castañeda, Silvera, Gené & Guarro
語源…多型の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Paradendryphiopsis cambrensis
分生子が出芽状に鎖生する
本種と異なりポルトガルではなくウェールズなどに分布する
本種と異なり分生子形成細胞が分生子柄一体型ではなく個々分離している
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が末端が淡褐色、中ほどが暗褐色で稀に不規則に着色するのではなく末端がほぼ無色~淡褐色、中ほどが褐色
本種と異なり分生子が楕円形でやや倒棍棒形、稀に舟形または長楕円形ではなく楕円形
本種と異なり分生子の隔壁数が1-3、ほとんどの場合2なのではなく3
本種と異なりBahusakala属類似のシンアナモルフを欠く
Paradendryphiopsis anomala
分生子形成細胞が分生子柄一体型
本種と異なり分生子が出芽状に鎖生するのではなく単生する
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が末端が淡褐色、中ほどが暗褐色で稀に不規則に着色するのではなく褐色
本種と異なり分生子が楕円形でやや倒棍棒形、稀に舟形または長楕円形ではなく楕円形で基部が僅かに截断状
本種と異なり分生子の隔壁数が1-3、ほとんどの場合2なのではなく3-4