(仮訳)アルゼンチンにおいてパンパスグラスに発生したScopinella属新種
Sánchez, RM. et al., 2013. A new species of Scopinella from pampas grass in Argentina. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000122/00000001/art00031 [Accessed April 28, 2015].
【R3-01776】2015/04/28投稿

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3行まとめ

アルゼンチン、ブエノスアイレス州においてパンパスグラス(シロガネヨシ)の葉に生じた菌を検討し、Scopinella pyramidosporaとして新種記載した。
本種は子嚢胞子が高度に非対称な形状をしており、頂部が截断状のピラミッド状、基部が四角形の凸形であることなどで特徴づけられた。
本種はS. solaniに続き、南米およびアルゼンチンにおける2種目のScopinella属菌となった。
Argentina, Buenos Aires Province, Provincial Route No. 205, Km 308

(新種)

Scopinella pyramidospora R.M. Sánchez, L. Giordano, F. Anderson & Bianchin.
語源…ピラミッド形の胞子の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Scopinella caulincola
植物基質上に生じる
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種より子嚢殻の頸部がずっと長い
本種と異なり子嚢殻頸部が無毛ではなく頂部に短いほぼ無色の剛毛を伴う
本種と異なり子嚢胞子が頂部が截断状のピラミッド状、基部が四角形の凸形なのではなく両側が顕著に扁平であり、正面から見るとほぼ長方形
Scopinella solani
アルゼンチンに分布する
イネ科草本を宿主とする
本種と異なりアルゼンチンのみではなく北米およびスロバキアにも分布する
本種と異なりシロガネヨシではなくPoa nevadensisBrachypodium pinnatumDactylis glomerataElytrigia repensGeoffroea decorticansなどを宿主とする
本種と異なり花序や樹皮に生じることがある
本種より子嚢殻の頸部が長い
本種より子嚢の幅が狭い
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が非対称形ではなく対称形
本種と異なり培養に成功している