2014年1月4日 (仮訳)青海省の農地土壌から見出されたChrysosporium属新種 Han Y-F, et al., 2013, A new species of the genus Chrysosporium from the farmland soil of Qinghai Province. journals.im.ac.cn. Available at: http://journals.im.ac.cn/JWXTCN/ch/reader/view_abstract.aspx?flag=1&file_no=13040606&journal_id=JWXTCN [Accessed January 4, 2014]. 【R3-00231】2014/01/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国青海省ゴルムド市の土壌から分離された好ケラチン菌をChrysosporium qinghaienseとして新種記載した。 本種は側生する分生子を多数形成することで特徴づけられ、分生子は楕円形・棍棒形・円筒形で平滑であった。 また、節間分生子および厚壁胞子の形成も認められた。 中国青海省ゴルムド市 (新種) Chrysosporium qinghaiense Y.F. Han, Y.R. Wang, J.D. Liang & Z.Q. Liang 語源…青海産の 【よく似た種との区別】 Chrysosporium merdarium 気生菌糸の短い突起と側枝に分生子が形成される ラケット状菌糸を欠く 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく粗面 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium pseudomerdarium 気生菌糸の短い突起と側枝に分生子が形成される ラケット状菌糸を欠く 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく粗面 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium tropicum 気生菌糸の短い突起と側枝に分生子が形成される ラケット状菌糸を欠く 本種と異なり分生子が楕円形・円筒形の2型ではなく卵形~桿形 本種と異なり2細胞の分生子を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium xerophilum 気生菌糸の短い突起と側枝に分生子が形成される ラケット状菌糸を欠く 本種と異なり分生子が楕円形・円筒形の2型ではなく類球形~洋梨形 本種と異なり2細胞の分生子を欠く Chrysosporium indicum 分生子が円筒形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく粗面 本種と異なりラケット状菌糸を持つ 本種と異なり菌糸の側枝が常に僅かに膨大する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium linfenense ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子が楕円形・円筒形の2型ではなく楕円形~紡錘形 本種と異なり側生または頂生する分生子が常に短い分生子鎖をなす 本種と異なりラケット状菌糸を持つ 本種と異なり節間生の胞子を欠く 本種と異なり厚壁胞子が確認されていない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium minutisporosum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium pannicola ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく疣状 本種と異なりラケット状菌糸を持つ 本種と異なり節間生の胞子が稀 本種と異なり厚壁胞子が稀 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium fluviale ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子が楕円形・円筒形の2型ではなく倒卵形・桿形・楕円形・洋梨形 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく細かい疣状の顆粒を持つことがある 本種と異なりラケット状菌糸を持つ ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される