2022年10月19日 (仮訳)台湾産Hymenagaricus属1新種およびITSおよびnLSU配列により推定されたその系統的位置 Ge, Z-W., Chen, C-M. & Yang, Z-L. 2008. A new species of the genus Hymenagaricus (Basidiomycota) from Taiwan and its phylogenetic position inferred from ITS and nLSU sequences. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/sites/default/files/articles/pdf/cryptogamie-mycologie2008v29f3a4.pdf [Accessed October 19, 2022] 【R3-09979】2022/10/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾南投県で採集された菌を検討し、Hymenagaricus taiwanensisとして新種記載した。 本種は傘が黄褐色で鱗片に覆われ、つばが白色膜質、担子胞子が楕円形、傘表皮鱗片が偽柔組織状細胞からなることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でMicropsalliota属およびAllopsalliota属に近縁であった。 台湾南投県九九峰 (新種) Hymenagaricus taiwanensis Zhu L. Yang, Z.W. Ge & C.M. Chen 語源…台湾産の 【よく似た種との区別】 Hymenagaricus subaeruginosus アジアに分布する 本種と異なり台湾ではなくスリランカなどに分布する 本種と異なり傘が幼時鈍緑色を帯びる 本種と異なり傘が顕著な中高である 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく舟形~卵状で基部が幅広くほぼ截断状 Hymenagaricus myriostictus アジアに分布する 傘が緑色がかる 担子胞子が楕円形 本種と異なり台湾ではなくスリランカなどに分布する 本種と異なり傘が中高である 本種と異なり傘表面の鱗片が糠状 本種より担子胞子のサイズが比較的小さい 本種と異なり傘表皮鱗片が短く鎖生する脱落性の球状細胞からなる Hymenagaricus flavidorufus アジアに分布する 傘が緑色がかる 担子胞子が楕円形 本種と異なり台湾ではなくスリランカなどに分布する 本種と異なり傘が中高である 本種と異なり傘表面の鱗片が糠状 本種と異なり柄の肉が白色で露出すると赤変する 本種と異なり傘表皮鱗片が短く鎖生する脱落性の球状細胞からなる