(仮訳)スペイン産のStaurothele属1新種
Breuss, O. & Berger, F. 2022. A new Staurothele species (lichenized Ascomycota, Verrucariaceae) from Spain. Österreichische Zeitschrift für Pilzkunde. Available at: https://myk.univie.ac.at/wp-content/uploads/2022/08/OZP30_Berger_Breuss_final.pdf [Accessed August 15, 2022] 【R3-09785】2022/8/15投稿

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3行まとめ

スペインで採集された地衣の一種を検討し、Staurothele maculosaとして新種記載した。
本種は地上生で、地衣体が不連続な藻類層に由来する帯緑色の斑点状、被子器が完全に埋生し、子嚢胞子が比較的小型で無色であることなどで特徴づけられた。
地上生Staurothele属の6種の検索表を掲載した。
Spanien, Andalusien, Prov. Almeria, Gipskarst von Sorbas, ca. 5 km E von Sorbas, Pfad zum Rio de Aquas

(新種)

Staurothele maculosa Breuss & Berger
語源…斑点状の(地衣体の表面性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Staurothele epigaea
スペインに分布する
地上生地衣である
被子器が完全に埋生する
被子器外壁が果殻の上半分を覆う
本種と異なり元耕地の石膏を含む粘土質土壌ではなく開けたマツ林の粘土質土壌に生じる
本種と異なり地衣体が帯緑灰色ではなく帯褐色
本種と異なり地衣体に帯緑色の斑点をあらわすという特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく淡褐色
本種より周糸状体が短い
本種と異なり藻類層が不連続という特徴を欠く
本種より子実層中の藻類細胞が短い
本種と異なり子実層中の藻類細胞が桿形ではなく長楕円形~桿形