(仮訳)韓国において空気試料から分離されたAcremonium属1新種
Lee, J-M. et al. 2023. A Novel Acremonium Species Isolated from Air Samples in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.1080/12298093.2023.2242646 [Accessed 8/23/2023] 【R3-10904】2023/8/23投稿

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3行まとめ

韓国全羅南道において屋外の空中から分離された菌を検討し、Acremonium conglutinatumとして新種記載した。
本種は分生子がフィアライド上で集まりをなしレモン形であることなどで特徴づけられ、Acremonium属クレードにおいて独自の系統を形成した。
本種はA. roseolumおよびA. inflatumに近縁であったが、分生子のフィアライド上での形成、サイズ、形状などが異なっていた。
韓国全羅南道莞島郡古今面

(新種)

Acremonium conglutinatum A. H. Eom, J. M. Lee, J. E. Cha, Y. S. Yoon
語源…癒合した(分生子が塊をなすことから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Acremonium roseolum
分生子表面が平滑
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄が非常に短い
本種と異なり分生子が非常に長いもつれた鎖状をなす
本種より分生子のサイズが明らかに小さい
本種と異なり分生子が楕円形~屈曲した楕円形ではなくレモン形
本種よりコロニーの生長が遅い
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Acremonium inflatum
分生子表面が平滑
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄が非常に短い
本種と異なり分生子がフィアライド上に集まりをなすのではなく頂部に集まる
本種より分生子のサイズが明らかに小さい
本種と異なり分生子が無色ではなく集まると緑色
本種と異なり分生子の形状が楕円形~屈曲した楕円形ではなく球形、卵状、円筒形、またはソーセージ形など多様である
本種よりコロニーの生長が遅い
ITS+nrLSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される