(仮訳)新種Absidia aguabelensis:ブラジルの半乾燥地域において分離されたケカビ目菌類の新種
Leitão, JDA. et al. 2021. Absidia aguabelensis sp. nov.: A new mucoralean fungi isolated from a semiarid region in Brazil. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.516.1.6 [Accessed September 22, 2023] 【R3-10995】2023/9/22投稿

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3行まとめ

ブラジル、ペルナンブーコ州において土壌から分離された菌を検討し、Absidia aguabelensisとして新種記載した。
本種は胞子嚢柄が単生または輪生し、コルメラがイチジク形および半球形で、胞子嚢胞子が球形、類球形、円筒形であることなどで特徴づけられた。
本種は近縁種とは胞子嚢柄、コルメラ、胞子嚢胞子の形態などが異なっていた。
Brazil, Pernambuco, Águas Belas, Serra do Comunaty

(新種)

Absidia aguabelensis J.D. Leitão, T.R.L. Cordeiro, H.B. Lee & A.L. Santiago
語源…アーグァス・ベーラス産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Absidia koreana
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり胞子嚢柄が単生または最大8つが輪生するのではなく単生または最大6つが輪生する
本種と異なりコルメラがイチジク形および半球形ではなく典型的には球形
本種より胞子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり胞子嚢胞子が球形、類球形、円筒形ではなく短円筒形または円筒形
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Absidia cornuta
胞子嚢柄が単生または最大8つが輪生する
コルメラがイチジク形で中央部に1または2つの突起を有する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコルメラの中央部に稀に3つの突起を有することがある
本種より胞子嚢のサイズが僅かに大きい
本種より胞子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり胞子嚢胞子が球形、類球形、円筒形ではなく円筒形で中央部が僅かに狭窄する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される