(仮訳)メキシコ産のスチクチン酸を含有する黄色の新種、Acarospora stictica
Knudsen, K. & Elix, JA., 2008. Acarospora stictica, a new yellow species containing stictic acid, from Mexico. Opuscula Philolichenum. Available at: http://clade.ansp.org/botany/people/lendemer/Op5p6.pdf [Accessed October 27, 2016].
【R3-03422】2016/10/27投稿

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3行まとめ

メキシコ中部で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Acarospora sticticaとして新種記載した。
本種は本属で唯一地衣成分としてスチクチン酸を含む種として報告された。
本種と黄色の他の2種は形態的にほとんど同一であったが、地衣成分が異なるため薄層クロマトグラフィーで区別された。
Mexico, 80 km from Mexico City

(新種)

Acarospora stictica K. Knudsen & Elix
語源…スチクチン酸の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Acarospora chrysops
メキシコに分布する
地衣体が黄色
地衣体が小区画状
地衣体の中央部に顕著な厚い白色パッチ状の粉霜をしばしば有する
地衣成分としてエパノリンおよびリゾカルプ酸を含む
本種と異なり米国、エルサルバドル、コスタリカ、南米諸国、ガラパゴス諸島などにおける分布が知られている
本種と異なり髄層が異形菌糸組織ではなく繊維菌糸組織からなる
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を含まない
Acarospora affinis
メキシコに分布する
地衣体が黄色
地衣体が小区画状
地衣体の中央部に顕著な厚い白色パッチ状の粉霜をしばしば有する
地衣成分としてリゾカルプ酸を含む
本種と異なり米国における分布が知られている
本種より地衣体の小区画のサイズが通常大きい
本種と異なり髄層が異形菌糸組織ではなく繊維菌糸組織からなる
本種と異なり地衣成分としてアカラノ酸、ヒポプロトセトラル酸、4-O-デメチルノタト酸を含む
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を含まない