2018年11月9日 （仮訳）フィンランドの地衣類相への追加 (9) Pykälä, J. 2018. Additions to the lichen flora of Finland. IX. Graphis scripta. Available at: https://jjh.cz/upload/29916.pdf [Accessed November 9, 2018] 【R3-05659】2018/11/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ フィンランド新産種として13種の地衣類を報告した。 そのうちBacidina mendaxなど3種がフェノスカンジア新産種であった。 Verrucaria cinctaはタイプ標本の検討の結果、フィンランドにおける記録から除外された。 （フィンランド新産種） Bacidia biatorina (Körb.) Vain. （フェノスカンジア新産種） Bacidina mendax Czarnota & Guz.-Krzem. （フィンランド新産種） Biatora vacciniicola (Tønsberg) Printzen （フィンランド新産種） Bryobilimbia sanguineoatra (Wulfen) Fryday, Printzen & S. Ekman 【よく似た種との区別】 Lecidea strasseri フィンランドに分布する 落葉樹基部の樹皮のコケ上に発生する 本種より側糸頂部の幅が広い （フィンランド新産種） Buellia arnoldii Servít 【よく似た種との区別】 Buellia disciformis（スミイボゴケ） 本種より子嚢胞子のサイズがかなり小さい （フィンランド新産種） Caloplaca fuscorufa H. Magn. （フェノスカンジア新産種） Lecidea strasseri Zahlbr. 【よく似た種との区別】 Bryobilimbia hypnorum 本種より側糸頂部の幅が狭い Bryobilimbia sanguineoatra フィンランドに分布する 落葉樹基部の樹皮のコケ上に発生する 本種より側糸頂部の幅が狭い （フィンランド新産種） Opegrapha vermicellifera (Kunze) J.R. Laundon （フィンランド新産種） Placynthium pulvinatum Øvstedal 【よく似た種との区別】 Placynthium nigrum（クロサビゴケ） 本種より子嚢胞子が短い （フィンランド新産種） Psorotichia lugubris (A. Massal.) Arnold 【よく似た種との区別】 Psorotichia schaereri 形態的に類似している（誤同定されてきたとみられる） （フィンランド新産種） Thelocarpon sphaerosporum H. Magn. （フィンランド新産種） Trapelia elacista (Ach.) Orange （フェノスカンジア新産種） Verrucaria corcontica Servít 【よく似た種との区別】 Verrucaria cincta 本種と異なりフィンランドにおける分布が知られていない 本種より被子器のサイズが大きい 本種より子囊果周辺組織外壁が厚い Verrucaria deversa 形態的に識別困難なほど類似している 本種より子囊果周辺組織外壁が短い傾向がある 本種とITS領域の塩基配列が異なる Verrucaria dufourii 形態的に類似している（同種とする意見がある） 本種と異なり孔口が広く窪む 本種より子囊果周辺組織外壁が厚い