(仮訳)メキシコ産Agaricus subrufescens:食用、薬用、および栽培可能性のある非木材森林資源
Velázquez-Narváez, AC. et al., 2018. Agaricus subrufescens en México: un recurso forestal no maderable, comestible, medicinal y potencialmente cultivable. Madera y Bosques. Available at: http://myb.ojs.inecol.mx/index.php/myb/article/view/e2421574 [Accessed May 27, 2019] 【R3-06256】2019/5/27投稿

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3行まとめ

メキシコの雲霧林においてAgaricus subrufescensを採集し、メキシコにおける本種の存在を形態学的検討および分子同定により初めて確かめた。
本種は2001年にメキシコから既に報告されていたが、標本もDNA配列データも提供されていなかった。
本報告により、本種の北米における既知の分布は南方に拡大することとなった。

(メキシコ新産種)

Agaricus subrufescens Peck
ニセモリノカサ
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【よく似た種との区別】
Agaricus augustus
メキシコに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘表面の繊維が帯褐色
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Agaricus salicophilus
本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない
本種と異なり傘表面の繊維が帯褐色
Agaricus flocculosipes
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない
本種と異なり傘表面の繊維が褐灰色~橙褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Agaricus subtilipes
本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない
本種と異なり傘表面の繊維が褐灰色~橙褐色
Agaricus nanaugustus
本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない
本種と異なり傘表面の繊維が帯橙褐色
Agaricus subantarcticus
傘の地の色が蜜色
傘表面の鱗片が灰ベージュ色~帯赤褐色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが大きい
本種より担子胞子が顕著に長い
本種より担子胞子のQ値が大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Agaricus diminutivus
肉眼的形態が類似している
本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない
本種より傘のサイズが小さい
本種より担子胞子が短い
Agaricus porphyrizon
肉眼的形態が類似している
本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない
本種より傘のサイズが小さい
本種より担子胞子が短い
Agaricus purpurellus
肉眼的形態が類似している
本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない
本種より傘のサイズが小さい
本種より担子胞子が短い