(仮訳)東アジア産の新種、Agonimia blumii
Kondratyuk, SY., 2015. Agonimia blumii sp. nov. (Verrucariales, Lichen-Forming Ascomycota), a new taxon from Eastern Asia. Ukrainian Botanical Journal. Available at: http://ukrbotj.co.ua/archive/72/3/246 [Accessed December 2, 2015].
【R3-02435】2015/12/03投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ロシア、沿海地方で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Agonimia blumiiとして新種記載した。
本種は全ての同属他種と、地衣体の発達が3つの異なる段階に明瞭に分けられる点が異なっていた。
本種の地衣体は初め小区画をなし、のちに裂芽が密に生じ、過熟期には粉芽が「偽小区画」状となることなどで特徴づけられた。
Zemlia Leoparda (Land of Leopard) National Nature Park, Kedrovaya Pad’ Nature Reserve, Primorsky Region, Russian Far East

(新種)

Agonimia blumii S.Y. Kondr.
語源…ウクライナの地衣学者で本種のタイプ標本の採集者であるOleg Blum氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Agonimia cavernicola
本種と異なりロシアではなく韓国などに分布する
本種より裂芽がずっと薄く疎らに生じる
本種より裂芽の幅がかなり狭い
本種と異なり裂芽が直立するのではなく水平に配列する
本種と異なり地衣体が成熟すると粉芽が塊をなしてLepraria属類似の「偽小区画」の性状を呈するという特徴を欠く