(仮訳)lecanicillium類似の新種、Akanthomyces lepidopterorum
Chen, W-H. et al., 2020. Akanthomyces lepidopterorum, a new lecanicillium-like species. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.459.2.3 [Accessed September 20, 2020] 【R3-07703】2020/9/20投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国貴州省においてチョウ目の未同定の幼虫に生じた菌を検討し、Akanthomyces lepidopterorumとして新種記載した。
本種は近縁種とはフィアライドの長さや分生子頭の有無、分生子のサイズおよび形状などが異なっていた。
また、Lecanicillium pissodisAkanthomyces属に移した。
中国貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州三都スイ族自治県

(新種)

Akanthomyces lepidopterorum W.H. Chen, Y.F. Han & Z.Q. Liang
語源…チョウ目の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Akanthomyces attenuatus
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種よりフィアライドが短い
本種と異なり分生子頭を欠く(1-4つの分生子が集まりをなす)
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が円筒形ではなく円筒形で基部が細まる
本種と異なり分生子の隔壁数が0ではなく0(-1)
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Akanthomyces neoaraneogenus
分生子頭が球形
分生子が円筒形
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種よりフィアライドが長い
本種より分生子の幅が狭い
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Akanthomyces neocoleopterorum
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子が円筒形
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種よりフィアライドが長い
本種と異なり分生子頭を欠く
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Akanthomyces pissodis (Kope & I. Leal) W.H. Chen, Y.F. Han & Z.Q. Liang
旧名:Lecanicillium pissodis Kope & I. Leal
mycobank_logoSpecies_Fungorum