2023年4月17日 (仮訳)エンドウマメの葉の病原菌である新種Alternaria brasiliensis Queiroz, FM., Muniz, MFS. & Menezes, M. 2001. Alternaria brasiliensis sp. nov., a leaf pathogen on Phaseolus vulgaris. Mycopathologia. Available at: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11407492/ [Accessed April 16, 2023] 【R3-10519】2023/4/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、エスピリトサント州においてエンドウマメの葉の病害を検討し、分離された菌をAlternaria brasiliensisとして新種記載した。 本種は同属他種とは宿主に引き起こす病徴、分生子鎖の配置、分生子の本体と嘴のサイズなどが異なっていた。 本種の病原性を接種試験により確かめた。 Montanha county, Espirito Santo, Brazil (新種) Alternaria brasiliensis F.M. Queiroz, M.F.S. Muniz & M. Menezes 語源…ブラジル産の 【よく似た種との区別】 Alternaria brassicae f. phaseoli 同じマメ科植物を宿主とする 宿主の葉に病斑を生じる 本種と異なり分生子柄が直立する 本種と異なり分生子柄が分枝しない 本種と異なり分生子が長く鎖生するのではなく単生または2-3つが短く鎖生する 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子に長い糸状の嘴を有するのではなく短くて幅広く徐々に先細りになる嘴を有する 本種と異なり分生子表面が平滑または疣状ではなく平滑 本種と異なり分生子の隔壁数が横2-9、縦0-1ではなく横3-15で縦数個である Alternaria fasciculata 同じマメ科植物を宿主とする 宿主の葉に病斑を生じる 本種と異なり分生子柄が単生するか2-8つ束生する 本種と異なり分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄が基部で膨大する 本種と異なり分生子鎖が長いのではなく2-5つが鎖生する 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が隔壁部分で狭窄する 本種と異なり分生子の嘴が長いのではなく短い 本種と異なり分生子の隔壁数が横2-9、縦0-1ではなく横5-9で縦1-5である Alternaria brassicicola 同じマメ科植物を宿主とする 宿主の葉に病斑を生じる 本種と異なり分生子柄が単生するか2-5つ束生する 本種と異なり分生子柄が基部で膨大し、時に分枝する 本種と異なり分生子鎖が長いのではなく最大12が鎖生する 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が長い嘴状ではなく嘴を欠くか偽嘴状 本種と異なり分生子の隔壁数が横2-9、縦0-1ではなく横4-13、縦0-5である Alternaria zinniae 同じマメ科植物を宿主とする 宿主の葉に病斑を生じる 形態的に類似している 本種と異なりヒャクニチソウ属植物が宿主として知られている